エッグフォワードがweb3仕事マッチング「WAVEE」β版公開
エッグフォワードが、仕事マッチングが行えるweb3プラットフォーム「WAVEE」β版のリリースを6月22日発表した。また同プラットフォームの連携事業者の第1弾として国内最大級のweb3コミュニティ「KudasaiJP」との提携が併せて発表されている。
エッグフォワードは、組織・人材コンサルティングおよびHR-Tech・プラットフォーム事業を手がける企業。同社は今回リリースした「WAVEE」で、個人またはコミュニティ、エージェント等が人や仕事を「WAVEE」に呼び込みやすくする仕組みを構築したとのこと。
「WAVEE」の基本的な仕組みとして、(1)友人・知人等を「WAVEE」に招待し、(2)招待された人(被招待者)に関するNFTを、招待主・被招待者の双方に付与をする。(3)そして被招待者が仕事とマッチングすると、通常、企業から「WAVEE」に支払われるだけのマッチング報酬が、NFTの保有者(≒招待主・被招待者)に対して分配されるとのこと。なおNFT保有による報酬はステーブルコインや法定通貨で得られるとのことだ。
この仕組みにより「WAVEE」への招待および参加のインセンティブが発生し、招待により人材が自律分散的に広がる仕組みになっているという。
具体的なインセンティブとして説明されているのは、「NFTを通じた広範・永続する権利」、「二次の繋がりでも生じるインセンティブ」、「なるべく早く参加・招待するメリット」があるという。
「NFTを通じた広範・永続する権利」は、招待した相手が1度仕事とマッチングした時だけでなく、2度目、3度目、4度目と未来永劫、仕事を得た際に生じるマッチング報酬の分配権利もNFT保有者が得られるとのこと。また転職に限らず、副業やフリーランス案件の受託など全て対象で、仕事の種類に限定はないという。
「二次の繋がりでも生じるインセンティブ」は、ネットワーク効果を高める仕組みとして、「招待した相手が招待した相手」が仕事とマッチングした際にも、元の招待主に一定のインセンティブが付与さるとのこと。これにより、知人の繋がりが多いハブとなる人などが、より招待されやすくなり、「WAVEE」全体のエコノミー拡大が加速すると説明がされている。
続いては「なるべく早く参加・招待するメリット」について。「WAVEE」の拡大に応じて発生する同一人材を複数人が招待しようとするケースでは、先に招待した人がNFTを得られるという。この結果として、早期参加のメリットが大きく、アーリーアダプター等初期ユーザーの参加を促進させるとのことだ。
なお「WAVEE」は、現在、基本的に完全招待制となっているとのことだ。
「WAVEE」の法規制・税制面について
なお「WAVEE」で配布するNFTについては、証券規制を受けない形で実現したという。人・案件を招待して得られた収益の見返りである債権を表象するNFTとなっているとのこと。
この事業は「WAVEE」単体が収益を上げるものではなく、人と企業の最適なマッチングに貢献した個人や組織に対しても収益分配がなされるため、従来の人材関連事業者と競合せず協業し、さらに加速させられるモデルになっているとのことだ。
これにより法的に求められる対抗要件等は、プラットフォーム側で遵守し、ユーザーは意識せず利用が可能だと説明されている。
KudasaiJPとの提携内容について
「WAVEE」は、KudasaiJPとの提携で、「KudasaiJPからの募集案件の提供」と「コミュニティ人材のWAVEEへの誘導」を行うとのこと。
各種募集案件を「WAVEE」に掲載し、KudasaiJPがマーケティング等支援する国内・海外著名web3企業の採用を加速するという。これにより、KudasaiJPがweb3企業の組織・事業拡大を促し、かつ「WAVEE」のweb3人材にもさらなる仕事の機会を提供するとのこと。なお既に複数プロジェクトの紹介を受けているという。
「コミュニティ人材のWAVEEへの誘導」は、国内web3人口の3分の1以上がアクティブに参加するKudasaiJPコミュニティが主催するAMA等を通じ、web3の知見をさらに深めた人材に対して、仕事の機会を広げるべく「WAVEE」に誘導し、仕事を案内していくとのことだ。
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デザイン:一本寿和
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