USDTがKava上に発行予定
米ドルペッグのステーブルコイン「テザー(USDT)」が、L1ブロックチェーン「カヴァ:Kava (KAVA)」のネットワーク上にて発行予定であることが、「USDT」発行元のテザー社(Tether Operations Limited)より6月21日発表された。
これにより「Kava」上のdApps(分散型アプリケーション)などでネイティブの「USDT」が利用可能になる予定。
「Kava」は、コスモスSDK(CosmosSDK)により開発された独自ブロックチェーン。現在「Kava」上にはDeFi(分散型金融)プロトコルのカーブファイナンス(Curve Finance)やスシ(Sushi)などがデプロイされている。
USDTは米ドル(USD)と1:1の比率で価値を維持(ペッグ)しているステーブルコイン。ステーブルコインの中では第一位の時価総額となっている。なお第二位は「USDC」、第三位は「Dai」第四位に「BUSD」が後に続く。
現在USDTはアバランチ(Avalanche)やイーサリアム(Ethereum)、ソラナ(Solana)、アルゴランド(Algorand)、イオス(EOS)、リキッドネットワーク(Liquid Network)、オムニ(Omni)、トロン(Tron)、クサマ(Kusama)、ニア(NEAR)、ポルカドット(DOT)などに対応している。
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参考:テザー
デザイン:一本寿和
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