ブロックのビットコインウォレット「Bitkey」が外部β版公開へ、コインベースとの提携も

ブロックのビットコインウォレット「Bitkey」がβ版公開へ

米ブロック(Block)開発のセルフカストディ型ビットコインウォレット「Bitkey(ビットキー)」の外部ベータ版プログラムへの参加募集が、6月15日開始された。

また同日には、米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベース(Coinbase)およびブロック提供のモバイル決済サービス「Cash App(キャッシュアップ)」とのグローバルパートナーシップ締結もビットキー社から発表されている。

このパートナーシップにより、「ビットキー」一般公開後には、同アプリ内からコインベース提供の「Coinbase Pay(コインベースペイ)」および「キャッシュアップ」を介してBTCが購入可能になるとのことだ。

「ビットキー」は、モバイルアプリ型のウォレットの他、ハードウェアデバイスとリカバリーツールがセットで提供されるサービスだ。中央集権的な管理者に暗号資産(仮想通貨)を預けずに、ユーザー自身が秘密鍵管理を行い、暗号資産の保管を行うセルフカストディ型ウォレットの形式をとる。

「ビットキー」のベータ版は、今まで親会社のブロックの従業員以外には提供されていなかったというが、今回一般ユーザー向けに外部ベータ版として提供が開始される予定だ。今回それにあたり、外部ベータ版プログラムへの参加募集が開始された。

外部ベータ版の参加には、6月30日23:59(PT:日本時間7月1日16:59)までにビットキー社が公開したフォームから申請を行う必要があるという。なお当選した場合には、7月末までにメールで連絡が来るという。当選者はハードウェアデバイスを受け取る為に送付先住所をビットキーへ伝える流れとなる。

ちなみに「あたらしい経済」編集部が外部ベータ版の応募要件を確認したところ、参加国の制限について特に指定はされていなかった。そのため応募フォームから居住国を日本と記載し、参加申請することも可能だった。

なお「ビットキー」のグローバルでの一般公開は、今年後半に予定されているとのこと。公開時には米国・カナダ・英国・ブラジル・オーストラリアなどを含めたコインベースの市場にて「ビットキー」からのBTC購入に対応するとのこと。なお「キャッシュアップ」の対応は米国のみとなるようだ。

 

関連ニュース

参考:コインベース
デザイン:一本寿和

images:iStocks/your_photo

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【4/11話題】トランプ大統領がDeFi課税ルールを撤回、金融庁が暗号資産を2類型にする規制提案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

OKXとStandard Charteredが暗号資産担保プログラム開始、Franklin Templetonが1号ファンドに

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行と共同で、暗号資産およびトークン化されたマネーマーケットファンド(MMF)をオフエクスチェンジ(取引所外)の担保として活用できる「担保ミラーリングプログラム(Collateral mirroring programme)」の開始を4月10日に発表した