日本プロ野球独立リーグ「日本海リーグ」、FiNANCiEでトークン発行

「日本海リーグ」がFiNANCiEでトークン発行

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、日本プロ野球独立リーグ「日本海リーグ」のトークン新規発行および販売開始を6月2日発表した。

「日本海リーグ」は、日本国内の独立リーグにおいて15年以上の歴史を持つ「富山GRNサンダーバーズ」と、「石川ミリオンスターズ」の2球団がタッグを組み、2023年よりスタートした新リーグだ。なお国内独立リーグには、日本プロ野球(NPB)へ選手を輩出する機能があり、同2球団は創設以来32名をNPBに輩出してきた実績がある。

そこで「日本海リーグ」はプロアスリートの育成と、選手の「日本海リーグ」への参戦機会を作り北陸スポーツを盛り上げる為、トレーニング施設「北陸ベースボールベース」の設立を目指しているとのこと。

なお「北陸ベースボールベースプロジェクト」とは、選手たちと北陸スポーツを応援するサポーターやファン、支援者が共同で地域一帯型の屋内トレーニング施設の設立を目指すプロジェクトとなっている。

今回「FiNANCiE」上で発行されるトークンは「NLBトークン」として販売されるとのこと。

「NLBトークン」購入者は特典として、コミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや、保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供される。

「NLBトークン」初回販売は、6月2日17:00から開始しており6月30日19:00まで実施される予定だ。

なお「NLBトークン」の販売メニューは、10,000pt~1,000,000ptで購入できる支援コースが6個ある。1,000,000ptで購入できる支援コースのみ数量制限があり、残り1口となっている。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、「投票企画および抽選特典への参加・特典の体験」、「練習見学権」、「推し選手のNPB入り時記念NFT」が付与される。また販売コースによっては「監督質問会への参加権」、「北陸ベースボールベースプレスポンサー」、「北陸ベースボールベース完成レセプション招待」、「ネット中継でCM配信」などが付与される特典がある。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「NLBトークン」および「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、日本海リーグ事務局次長の中谷来詩氏より以下のコメントを得た。

日本海リーグは、歴史を重ねてきた、富山球団、石川球団とともに、北陸からより多くの選手を輩出できるよう、新たな挑戦をしていきたいと考えてスタートを切りました。その中のひとつとして、選手たちがここ(北陸)でプレーしたいと思える拠点を、想いに賛同してくれる皆様と共に創れればと考えます。このトークンを通じて、我々のリーグのファンであることを誇ってもらえるような取り組みにできればと思っています。

関連ニュース

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。