web3決済インフラのTransak、シリーズAで約28億円の資金調達。アニモカやSBIなど参加

TransakがシリーズAで約28億円の資金調達

web3決済インフラ提供のTransak(トランサック)が、シリーズAラウンドにて2,000万ドル(約28億円)の資金調達を実施したことを5月31日発表した。

この調達ラウンドはCE Innovation Capital主導のもと、SBI Ven Capital、Sygnum、Azimut、Third Kind Venture Capital、UOB Venture Management、Signum Capital、Animoca Brands、Genting Ventures、Istari Ventures、No Limit Holdings、Zilliqa Capital、Woodstock Fund、IOSG Ventures、KX、 Axelar、Tokentus、The Laoなどの多くの投資家が参加したとのこと。

また個人としてもIndex VenturesのJan Hammer氏やComplyAdvantageのCharles Delingpole氏、PolygonのSandeep Nailwal氏らが出資参加したとのことだ。

発表によるとトランサックは今回の資金調達により、グローバル展開の強化を進めるとのこと。特にweb3ゲームと金融アプリケーションに重点を置いたオンボーディングソリューションの開発を強化していくとのことだ。

トランサックは2019年に米国で創業し、2020年より分散型アプリケーション(DApps)開発事業者向けに法定通貨による暗号資産の売買に係る決済インフラの提供を行っている企業。現在同社のサービスは、米国、英国、EUを中心に世界各地で導入されており、英国の金融行為監督機構(FCA)に暗号資産会社として登録されている他、ポーランドではVASP(暗号資産サービスプロバイダー)として認められている。

今回「SBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fund」を通して出資を行ったSBIによると、トランサック提供の決済インフラは開発事業者のアプリケーションに2-3営業日で実装することが可能であることから開発事業者から選好されているとのこと。またエンドユーザーからは効率化されたオンボーディングプロセス(口座開設、本人確認、ウォレット接続など)や、更にはクレジットカードに加えて、米国などで即時ローカル決済が可能であるトランサックの決済インフラを利用したアプリケーションが選好されているとのことだ。

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参考:TransakSBI
images:iStocks/BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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