渋谷にweb3コワーク「Centrum」開設へ
NFTのAPIサービスやチケットNFT、コード監査などの事業を展開するモノバンドルが、web3領域特化コワーキングスペース「Centrum(セントラム)」の運営予定を5月26日発表した。「Centrum」は、モノバンドルとサンフロンティア不動産が共同で運営をするとのこと。
両者は今年4月、「不動産領域×web3」をテーマに業務提携しており、今回はその第1弾の取り組みになるとのこと。
「Centrum」は、サンフロンティア管理物件のスタートアップの成長を支援するオフィス「A SHIBUYA(エー シブヤ)」にて、2023年8月上旬より運営開始となるようだ。
アクセスはJR渋谷駅7a出口、もしくは東横線・田園都市線 ・半蔵門線・副都心線の各私鉄渋谷駅のA12出口から直結となっている。
また同スペースの席数は約50席で、イベント利用時は約100名の収容を想定しているとのこと。料金は、1席月額で2万円となるようだ。入居時期については8月上旬、条件はweb3関連のスタートアップ企業(法人・個人)で審査制となっている。
ちなみに入居社向けに提供されるサービスとして、「イベント開催におけるCentrumワンフロア(会場)無料利用」や「スタートアップ企業と大手企業、国内と海外、ブロックチェーンと他産業におけるマッチングサポート」、「毎月1回程度開催予定のピッチイベントやインキュベーションプログラムへの優先参加権」、「クリプトアセット(暗号資産)関連企業の国内出店サポート」、「A SHIBUYA 4Fアドレスの法人登記利用」、「国内郵便転送サービス」があげられている。
なお「Centrum」は、積極的に国内外のweb3プロジェクトを誘致し、全世界に存在するクリプトエコシステムへの貢献を目指すため、次の5名のアンバサダーを起用するとのこと。
一般社団法人JapanBlockchainWeek共同創業者・INTMAX Co-founderの藤本真衣氏、分散型ソーシャルネットワーク Mask Network Ecosystem Manager / 日本最大級のDefiコミュニティ Kudasai JP coreteam, Head of GrowthのCrypto Baby氏、NFTFiパブリックブロックチェーンUnUniFi co-founder、京大ソーシャルイノベーションセンター客員研究員、Tane Labs, Arriba Studio, Japan Blockchain Association アドバイザーの木村優氏、NFTプロジェクトVeryLongAnimals(通称ベリロン)のアーティスト&ファウンダーであるAkim氏、そして「あたらしい経済」編集長、幻冬舎コンテンツビジネス局局長、幻冬舎コミックス取締役である設楽悠介の5名だ。
モノバンドルとサンフロンティア不動産は提携の際、不動産領域×NFTを起点としたweb3業界のスタートアップコミュニティへの体験の提供や、ゲートウェイとして様々なコミュニティ同士の協業および協創に貢献すると発表していた。
また両社はブロックチェーン技術を活用した不動産関連サービスの開発により、取引プロセスの効率化や透明性の向上を図るとも伝えていた。
関連ニュース
- モノバンドルとサンフロンティアが業務提携、不動産業界×NFTの取り組みで
- モノバンドル、ブロックチェーン技術者向けプラットフォーム「Blockchain Hacklab」提供開始
- SBペイメントサービスとモノバンドル、NFT決済インフラ「Hokusai Payment」提供開始
- モノバンドルと幻冬舎あたらしい経済が提携、Web3特化M&Aプラットフォーム「MergePad」でエコシステムへの貢献目指す
- モノバンドル、企業向けNFTチケットソリューション「Hokusai Ticket」提供開始
参考:セントラム
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Максим-Ивасюк・SAICHI