B Dash Cryptoピッチコンテスト「Crypto Arena」結果発表
札幌で開催中の「B Dash Camp 2023 Spring in Sapporo」内の、「あたらしい経済」がコラボレーションパートナーとして企画/運営協力したweb3領域に特化したカンファレンス「B Dash Crypto」で、5月25日にピッチコンテスト「Crypto Arena」が開催された。
今回の「Crypto Arena」は、昨年10月に「B Dash Camp 2022 Fall in Fukuoka」にて開催された「web3 pitch」に続き、第2回目となるブロックチェーン/暗号資産関連プロジェクトのピッチコンテストとなる。
今回の「Crypto Arena」に出場したのは、AndLaw(アンドロウ)、KEKKAI(ケッカイ)、LOCKON(ロックオン)、Qwi(キューイ)、SNAFTY(スナフティー)、synschismo(シンシズモ)、Tempura technologies(テンプラテクノロージーズ)、Turing Certs(チューリングサーツ)、Umi Protocol(ウミプロトコル)といった9つのブロックチェーン/暗号資産関連プロジェクトだ。
それぞれのチームのピッチを、大塚雄介氏(コインチェック)、亀井聡彦氏(Fracton Ventures/Next Web Capital)、Melody Taira氏(Meteorite Labs/Incuba Alpha)、平野淳也氏(HashHub)、Lloyd Lee氏(HYPERITHM)、西田隆一氏(B Dash Ventures)ら審査員が審査した。
そして審査の結果、第2回目となる「B Dash Crypto」の「Crypto Arena」の優勝は「Umi Protocol」、準優勝は「LOCKON」が受賞した。
優勝した「Umi Protocol」は、円滑な価値流通を実現する流動性ネットワークを目指すDeFi(分散型金融)プロジェクト。レイヤー1ブロックチェーンのAptos(アプトス)、Sui(スイ)上にDEX(分散型取引所)アグリゲーターを展開。AMM、オーダーブック、流動性プロトコルを統合しトレーダーに最高の為替レートを提供している。さらにUmiはリバランスメカニズムを備えた通貨バスケットプールを用いており、それによりエコシステムに深い流動性を提供している。
準優勝の「LOCKON」は、web3オンチェーンデータ分析に伝統的金融のINDEX運用の要素を組み合わせた暗号資産の資産運用を提供するDeFiプロトコル。オンチェーン分析を活用し、6億以上のユニークアドレスの中から継続的に利益を確保しているウォレットアドレスを抽出し、それぞれのアドレスをINDEX化している。ユーザーはオファリングされたINDEXトークンを保有することで、資産運用が可能となる。