クリプタクトのpafin、DeFi取引を可視化するweb3家計簿「defitact」リリースへ

pafinがDeFi取引を可視化する「defitact」リリースへ

暗号資産(仮想通貨)の自動損益計算サービス「クリプタクト」運営のパフィン(pafin)が、新サービス「defitact(ディファイタクト)」の正式リリース予定を5月23日発表した。

発表によると「defitact」は、DeFi(分散型金融)やNFTなどブロックチェーン上の取引を集約し、保有する暗号資産の数量や時価などを可視化する「資産管理サービス」とのこと。なお正式リリースは6月5日を予定しているという。

同サービスでは、ユーザーのウォレットアドレスを入力することで、瞬時にブロックチェーン上の取引を自動集約し、ポートフォリオを可視化するとのこと。複数のDApps(分散型アプリケーション)における個々の取引状況や、ウォレットにある資産の残高や時価総額のリアルタイムでの把握を可能とすることで、「web3の家計簿」として一元管理が実現できるという。

なお同サービスの利用は完全無料とのこと。対応するブロックチェーンはEthereum(イーサリアム)、BNB Chain(BNBチェーン)、Polygon(ポリゴン)、Arbitrum (アービトラム)、Optimism(オプティミズム)、Avalanche(アバランチ)、Fantom(ファントム)の7種類。

また対応するDeFiプラットフォームは、Uniswap(ユニスワップ)、Sushi(スシ)、PancakeSwap(パンケーキスワップ)、Aave(アーベ)、Curve(カーブ)、Convex(コンベックス)、Compound(コンパウンド)、Balancer(バランサー)、Venus(ビーナス)、GMX(ジーエムエックス)、Beefy(ビーフィ)、Velodrome(ベロドロム)、Trader Joe(トレーダージョー)などとのことだ。

また「defitact」では、日本円・米ドル・ユーロの3通貨に時価総額が対応し、日本語と英語に対応しているとのこと。パフィンによると、暗号資産の損益計算サービスを提供する事業者が、日本語に対応したブロックチェーンの資産管理サービスを提供するのは初めてとのことだ。

また今後の「defitact」については、「クリプタクトとの連携」や「NFTの管理」、「複数ウォレットをグループ化してポートフォリオ管理できる機能」がリリース予定とのことだ。

なおパフィンでは、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」において、DeFi取引のアグリゲーション機能を提供している。同機能では、DeFi取引の自動集約や取引内容の自動識別や編集、損益計算までワンストップで管理ができるという。

ただし、パフィンによると同機能はポートフォリオ管理機能に特化したサービスではないため、UIを含めて日々の取引やオンチェーン上の利用者の資産状況を一目で把握するには不向きな面があったとのこと。

そこで今回パフィンでは、ユーザーが自身の資産を把握・管理するためのサービス「defitact」をリリースするに至ったとのことだ。

「あたらしい経済」がパフィンに確認をとったところ、「defitact」と「クリプタクト」の連携第1弾として、「ウォレットアドレスの連携等を予定している」とのことで、これによりパフィンでは「資産管理から損益計算まで一元で実施できるような流れになる予定」とのことだ。

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参考:pafin
デザイン:一本寿和
images:iStocks/artsstock

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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