職人文化の継承×伝統工芸ブランド創出「WAKONプロジェクト」、FiNANCiEでトークン追加発行

WAKONプロジェクトがFiNANCiEでトークン追加発行

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」が、wakonart発足の「WAKONプロジェクト」のトークン「WakonToken」の追加発行と販売開始を5月16日発表した。

「WAKONプロジェクト」は、世界に誇るべき日本の伝統工芸の在り方と関わり方についてみんなで考え、アップデートしていくことを目指すプロジェクト。Z世代目線のコンテンツで日本文化の継承に取り組む「Z世代起業家」の白江勝行氏が発起人だ。なお同プロジェクトを発足したwakonartは、日本文化に特化した企画クリエイティブ事業を展開する企業だ。

昨年11月に発足して以降、同プロジェクトでは「WakonToken」発行および同トークン保有者が参加できる「FiNANCiE」内のコミュニティを活用し、日本を代表する伝統工芸「奄美大島紬」と「京友禅」の工房とのコラボレーションを実現したとのこと。

また同プロジェクトではその他にも伝統工芸図案を活用したNFTブランドを立ち上げるなど、サポーターと共に日本文化の伝統と革新に触れることのできるユニークなエコシステムを拡張してきたという。

「WAKONプロジェクト」は今回の第2回トークン販売で「伝統工芸の工房30社との連携 」を目標に掲げており、新たなプロジェクト発表と合わせて「法人向けトークン保有特典」もアナウンスしているとのことだ。

トークン追加販売による収益は3つの新プロジェクトに利用される予定となっている。

1つめの新プロジェクトでは、全国の工房に「紙」の状態で数え切れないほど残されている図案をデジタル化し、それらを活用したデジタルファッションNFT「MetaKimono」をリリースすることを掲げている。

2つめのプロジェクトでは、保有者に特別な文化体験へのアクセス権を提供するパスポートNFT事業「WakonPass」における、非NFT保有会員のログイン機能やクーポン機能を含む、UI/UX改善の実施をするとのこと。

そして3つめのプロジェクトは、Web投票制の着物イベント「JAPAN KIMONO AWARD」の企画開発を行うとのことだ。

「WakonToken」の追加販売は、5月15日18:00から開始しており7月25日20:00まで実施される予定だ。

なお「WakonToken」の販売メニューはWakonToken獲得コース①~⑤の計5点が用意されており、3,000pt~1,000,000ptの販売価格が設定されている。またそれぞれ販売数量が決められている。

購入者には購入pt分のトークンが付与される他、「トークン保有者限定コミュニティへの参加」、「投票企画・抽選応募への参加権」、「関連プロジェクトの優先案内」が付与される。

300,000ptで購入できる「WakonToken獲得コース④」では、1口購入した時点で「50,000トークン保有特典」を受け取る権利が発生し、「MetaKimono」の図案データ化のちNFT販売代行 (1図案)や「JAPAN KIMONO AWARD」での通常スポンサーとして公式サイトにロゴ掲載や「WakonPass」が2023年12月末まで3件まで掲載料無料の権利が付与される。

また1,000,000ptで購入できる「WakonToken獲得コース⑤」では、1口購入した時点で「100,000トークン保有特典」を受け取る権利が発生し、「MetaKimono」の図案データ化のちNFT販売代行 (5図案)や「JAPAN KIMONO AWARD」でのゴールドスポンサーとして公式サイトにロゴ掲載・展示会サポートや「WakonPass」が2023年12月末まで10件まで掲載料無料の権利が付与される。

なおFiNANCiEポイント(pt)は、FiNANCiEプラットフォーム上でのみ使用できるポイントのことで1pt=1円で購入できる。また「WakonToken」および「FiNANCiE」で発行されているコミュニティトークンについては、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

「あたらしい経済」編集部は今回の取り組みに関して、株式会社wakonart代表の白江勝行氏より以下のコメントを得た。

WAKON TOKENの第2回販売が開始しました。皆様の応援のおかげで、トークンの価格も安定し、プロジェクトも順調に前進しています。2回目のトークン販売で、着物のweb投票イベントやWAKON APPの強化、着物ファッションNFT MetaKimonoの3つを新たに実現します。ぜひ一緒に伝統工芸を盛り上げていけると嬉しいです。

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デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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