レプリケーティッドセキュリティ初採用、コスモス(ATOM)ベースチェーン「Neutron」ローンチ

コスモスベースチェーン「Neutron」がローンチ

コスモス(Cosmos)ベースのブロックチェーン「ニュートロン(Neutron)」が、初の「レプリケーティッドセキュリティ(Replicated Security)」採用チェーンとして5月12日にメインネットローンチした。

「レプリケーティッドセキュリティ」は、コスモスネットワークの中心となるブロックチェーン「コスモスハブ(Cosmos Hub)」に接続する独自のブロックチェーンが、各自でバリデーターを用意することなく「コスモスハブ」のバリデーターを利用して自身を保護できる機能である。

同機能は3月に実施されたアップグレード「ラムダ(Lambda)」によって実装されたもので、使用したいチェーンはコスモスハブのコミュニティの承認を得る必要がある。「ニュートロン」はコミュニティの承認を得て「レプリケーティッドセキュリティ」を実装した初めてのブロックチェーンとなった。

「ニュートロン」はブロックチェーン開発キットの「Cosmos SDK」ベースのチェーンにおいてスマートコントラクトを扱えるようにするモジュール「CosmWasm」を採用しており、スマートコントラクトを実行するためのプラットフォームとして利用されることが期待されている。なお現在「ニュートロン」は準備期間とされており、徐々に本格稼働がされていく予定だ。

なおコスモスハブは5月12日に公式ツイッターで、「ストライド(Stride)」が2つ目の「レプリケーティッドセキュリティ」の採用するブロックチェーンとしてコミュニティに承認されたことを発表している。

関連ニュース

参考:ハッシュパレット
デザイン:一本寿和
images:iStocks/FeelPic

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告