ライザップが「Workout to Earn」プロダクト
RIZAP(ライザップ)が、2024年初期に「Workout to Earn」プロダクトをリリースすることを目標としたプロジェクト開始を5月15日発表した。ライザップはweb3ヘルスケアエコシステム構築に向けHashPalette(ハッシュパレット)と協業し、同プロジェクトを共同で進めるとのこと。
両社が進める「Workout to Earn」のプロダクトは、GameFi(ゲーム×金融)によるユーザーの健康増進モチベーションの持続と向上を目指したものとなるようだ。また同プロダクトは、移転不可能なNFT「SBT(ソウルバウンドトークン) 」を活用した、トークン「ヘルスケアトラスト」発行の推進も検討しているとのこと。
なお「ヘルスケアトラスト」は、ユーザーの健康増進活動の成果をはじめとした、さまざまな健康関連情報を記録したトークンであり、ブロックチェーン上に記録されるとのことだ。
また「ヘルスケアトラスト」は健康活動の成果に応じてランクアップしていき、ユーザーは自身が持つトラストのランクに応じて、さまざまなメリットを受けられるようになるという。
そして将来的に「ヘルスケアトラスト」は、RIZAPが提供するサービスや、複数の企業・サービスと連携することを視野に入れているとのことだ。
なおこの「Workout to Earn」プロダクトは、HashPaletteが開発・提供主体となり、同社開発のNFT特化ブロックチェーン「Palette(パレット)」上で構築する予定だという。
またHashPaletteの親会社であるHashPort(ハッシュポート)がトークンエコノミーアドバイザーとして、SBT・NFT・暗号資産を活用した有機的なトークンエコシステムの構築に関する支援を行うとのことだ。
HashPaletteはパレットトークン(PLT)発行元だ。PLTは2021年7月に「Coincheck IEO」を利用して国内で初めてIEO(Initial Exchange Offering)を経てコインチェックに上場した暗号資産である。
またHashPaletteは昨年9月、ビットフライヤーと「エルフマスターズ」のゲームトークンIEOに関する契約を締結している。IEOするトークンは、「エルフマスターズ」発行のガバナンストークン「ELF」だ。
なおHashPaletteは、スキー場におけるアーリーエントリー権が付与されたNFT「ニセコパウダートークン」を「Palette」上に発行し、昨年12月に東急不動産と共に販売している。
関連ニュース
- スキー場で開場前から滑れる権利のNFT、東急不動産とハッシュパレット「ニセコパウダートークン」
- ハッシュパレットと前澤友作氏の「MZ Cryptos」、パートナーシップ締結
- 結果だけでなくプロセスも評価するweb3開発者支援「進捗2Earn」、6ヶ月で3,000万円給付、shiftbase/UNCHAINが発表
- スウェットコインのウォレットに「Learn and Earn」機能、学ぶと1SWEAT付与
- ライブドアが「livedoor coin」発行を計画、「ALIS」吸収合併と「シンクロライフ」譲受も発表
参考:ハッシュパレット
images:iStocks/metamorworks・ablokhin