Sui、ワームホール介したトークンブリッジのサポート開始

Suiでワームホールを介したトークンブリッジのサポート開始

新興レイヤー1ブロックチェーンSui(スイ)にトークンブリッジできる「スイブリッジ(Sui Bridge)」が利用可能になったと5月3日に発表された。

「スイブリッジ」は、ワームホール(Wormhole)の「ワームホールポータルブリッジ(Wormhole Portal Bridge)」と「ワームホールコネクト(Wormhole Connect)」を介したサポートとなるようだ。

「ワームホールポータルブリッジ」はトークンブリッジプロトコル。「ワームホールコネクト」は、開発者が独自のアプリケーションにワームホールを介したブリッジを搭載できるサービスだ。

これらのブリッジサービスはワームホールがサポートしている22のブロックチェーンとの直接的なトークンブリッジに対応しており、「Sui Bridge」でも22のブロックチェーンとのトークンブリッジが可能であるという。

なおSuiはワームホールの他、コスモスベースのクロスチェーン通信用ブロックチェーン「アクセラーネットワーク(Axelar Network)」をブリッジオフィシャルパートナーとしている。

Suiはメタ(Meta)のブロックチェーン研究開発部門であるディエム(Diem)の元リードエンジニアたちによって設立されたミステンラボ(Mysten Labs)開発のブロックチェーン。また5月3日にメインネットがローンチしたばかりであり、高い処理性能による高速なトランザクションと低い手数料で利用できることから高く評価されている。

なおSuiはディエム開発の開発言語「ムーブ(Move)」を採用している。またSuiの他に、ディエムの開発チームに所属していた元メンバーによって開発されているL1ブロックチェーン「アプトス(Aptos)」でも、Suiと同じく開発言語には「Move」が採用されている。

またSuiブロックチェーンを利用する際に必要なガス代などに利用されるネイティブトークン「SUI」もブロックチェーンのローンチに合わせ発行しており、大手暗号資産取引所バイナンス(Binance)で実施されたローンチパッドには40 億ドル以上のトークンがステークされた。

関連ニュース

参考:Sui
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Antiv3D

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

田村聖次

和歌山大学システム工学部所属 格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。 SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

合わせて読みたい記事

【12/23話題】メタプラネットが95億円でビットコイン購入、Gate[.]ioが日本市場進出へなど(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告