Nippon Idol Token(NIDT)がコインブックで取引開始、現時点でIEO価格割れる

Nippon Idol Token(NIDT)がコインブックで取引開始

国内4例目のIEO案件となった「Nippon Idol Token(NIDT)」が、暗号資産(仮想通貨)取引所coinbook(コインブック)にて4月26日正午より取引開始となった。

記事執筆時点(4/26 13:30)において「NIDT」の価格は1.91円となっており、IEO販売価格の5円から急落している状況だ。

なおコインブックは「NIDT」を現物取引にてサービス提供している。同取引所では3月よりカルダノ(ADA)の取り扱いを始め、取引所サービスを提供開始した。そのため「NIDT」はコインブックが取り扱う暗号資産として2銘柄目となる。

「NIDT」のIEOは、コインブックおよびDMM Bitcoinの2社にて同時に実施された。本日正午より先行してコインブックが「NIDT」の取り扱いを開始したが、DMM Bitcoinでは19:00より「NIDT」を取り扱う予定だ。

なおDMM Bitcoinでは「NIDT」の取り扱い価格について、「コインブックの取引所サービスにおける価格気配情報と発注数量、単位時間ごとの価格変動(4本値等)の推移データを基にした標準偏差情報等を参照しつつ、配信価格を決定いたします」とアナウンスしている。そのためDMM Bitcoinでの「NIDT」価格は、「コインブックのオーダーブックの最良気配値やその仲値と同期せずに変動する可能性がある」と説明している。

またDMM Bitcoinは「コインブックのオーダーブックが停止する場合でも、過去の累積したデータ及び単位時間ごとの売買結果(売り買いの加重平均約定価格や売り買いの優勢方向)等に基づき、当社は配信価格を継続して提示することを基本方針とする」とのことだ。

Nippon Idol Token(NIDT)とは

「NIDT」は、イーサリアム(Ethereum)上のERC20規格の暗号資産。新しいアイドルグループの組成及び活動のために発行され、利用者は「NIDT」を通じてアイドル活動の応援及び支援ができるという。なお国内で実施されたIEOにおいて、同時に2取引所が対応するのは「NIDT」が初の事例となった。

「NIDT」のIEOによる販売金額合計が10億円を突破したことが4月24日発表されており、コインブックおよびDMM Bitcoinの2社合計で、販売数量は200,369,000枚、販売金額は1,001,845,000円になったとのことだった。

なお「NIDT」発行元のオーバースは、「NIDT」のIEOにて調達した資金を利用して、秋元康氏が総合プロデュースを行う新アイドルプロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」を実施する。

同プロジェクトの運営には、キングレコードをはじめとするAKB48、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46、IZ*ONE、=LOVEといった人気アイドルグループの育成に携わったスタッフが関わるとのこと。

「NIDT」保有者には、一部プロデュースへの参加や限定イベントへの招待、NFTの付与などの特典が与えられる予定だ。

「IDOL3.0 PROJECT」では、4月4日よりメンバーの募集を開始し、全国7都市で説明会を実施していく。複数段階のオーディションを開催し、合格したメンバーが研修期間を経て今秋にデビューすることが予定されている。

関連ニュース

参考:コインブック
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/21話題】ビットコイン9万6000ドル突破、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設検討かなど(音声ニュース)

ビットコイン9万6000ドル突破、トランプの政策に期待、トランプ陣営、ホワイトハウス初の暗号資産ポスト新設を検討か=報道、アスター、新ロードマップ「Astar Evolution Phase 1.5」発表、ASTRがオプティミズムスーパーチェーン進出へ、オンチェーン分析のArkham、米国で暗号資産の現物取引所立ち上げへ、コインベースウォレットが「USDC Rewards」導入、保有だけでAPY4.7%、韓国最大の野党、暗号資産課税の免除額引き上げの改正案を提出=報道、FTX元幹部ゲイリー・ワン、暗号資産詐欺事件で実刑を免れる、韓国大手の暗号資産取引所Upbit、「ジャスミーコイン(JASMY)」取り扱い、コインベースにミームコイン「Floki(FLOKI)」上場へ、ジェミナイ、フランスで正式にサービス展開、ビットフィネックス証券、エルサルバドルで「トークン化米国債券」提供へ、21シェアーズ、「Ethereum Core ETP」にステーキング機能追加、EVM互換のL1ブロックチェーン「Monad」、テストネットを段階的に公開へ、1SECと丸井グループが資本提携、ブロックチェーン活用の新しいファンエンゲージメントモデル構築で

広告