イーサリアムネームサービス(ENS)がクレジットカードで購入可能に、ムーンペイ連携で

MoonPay、ENSのドメイン名を法定通貨で購入可能に

「イーサリアムネームサービス(Ethereum Name Service:ENS)」で取得したドメイン名が、法定通貨で購入可能になった。暗号資産(仮想通貨)決済スタートアップのムーンペイ(MoonPay)が4月21日発表した。

「ENS」は、複雑な文字列から構成される暗号資産のウォレットアドレスを認識しやすい「任意の文字列」と紐付けることができるイーサリアムブロックチェーン基盤のアドレスネーミングサービスだ。インターネットにおけるDNS(Domain Name System)のようなサービスとなる。

今回ムーンペイでは、同社提供のクレジットカード決済ソリューション「NFTチェックアウト(NFT Checkout)」の活用により、ムーンペイのユーザーがクレジットカードを使用して「ENS」でドメイン名を購入できるようになったとのこと。

「NFTチェックアウト」は、ブランドやクリエイター、マーケットプレイスが提供するNFTを、ユーザーが暗号資産ではなくクレジットカードを使用して購入できる決済ソリューションとなっている。

なおムーンペイは今年1月より暗号資産サービスプロバイダーのビットペイ(BitPay)と連携。ビットペイのユーザーが60種類以上の暗号資産にアクセス可能になった。またムーンペイは昨年6月にマスターカードとの提携を発表している。

ムーンペイは、2021年11月にはシリーズAで約630億円(5億5500万ドル)の出資を受け、昨年4月には同シリーズの追加調達として約109.2億円(8700万ドル)の出資を受けている。

関連ニュース

参考:MoonPay
デザイン:一本寿和
images:iStock/Who_I_am

関連するキーワード

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

合わせて読みたい記事

【4/11話題】トランプ大統領がDeFi課税ルールを撤回、金融庁が暗号資産を2類型にする規制提案など(音声ニュース)

ブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)・フィンテックについてのニュース解説を「あたらしい経済」編集部が、平日毎日ポッドキャストでお届けします。Apple Podcast、Spotify、Voicyなどで配信中。ぜひとも各サービスでチャンネルをフォロー(購読登録)して、日々の情報収集にお役立てください。

広告

OKXとStandard Charteredが暗号資産担保プログラム開始、Franklin Templetonが1号ファンドに

大手海外暗号資産(仮想通貨)取引所OKXが、スタンダードチャータード(Standard Chartered)銀行と共同で、暗号資産およびトークン化されたマネーマーケットファンド(MMF)をオフエクスチェンジ(取引所外)の担保として活用できる「担保ミラーリングプログラム(Collateral mirroring programme)」の開始を4月10日に発表した