米クラーケン、アイルランドで暗号資産事業者の登録完了

米クラーケンがアイルランドで暗号資産事業者に

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、アイルランドにて暗号資産(仮想通貨)に関連したサービスを提供するにあたり必要なライセンスを取得したことを4月18日発表した。

発表によるとライセンスを取得したのは、アイルランドにあるクラーケンの子会社であるペイワード・ユーロ・ソリューションズ(Payward Europe Solutions Limited)。暗号資産サービスプロバイダー(VASP)としてアイルランド中央銀行(CBI)に登録が完了したとのことだ。

なお今回のクラーケンのこの動きは、EU(欧州連合)による暗号資産市場規制法案(MiCA)の制定に先駆けたものとなる。

MiCAは、EUの暗号資産サービスプロバイダーに向けて包括的な暗号資産市場規制を示す法案である。2020年9月に原案が提出され、その後いくつかの要件を追加し、2022年6月に欧州理事会にて暫定合意に達した。現在立法化が進められており、今月4月後半の欧州議会での投票により承認を得られれば、早ければ2024年4月に法律として施行される。

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参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Abscent84・rarrarorro

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大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。