ハッシュポート、シリーズCで総額12億円超を調達。前澤友作氏ら出資参加

ハッシュポートがシリーズCで総額12億円超を調達

HashPort(ハッシュポート)が、シリーズCラウンドにて総額約12億円の資金調達を完了したことを4月18日発表した。

ハッシュポートは今年1月、シリーズCラウンドの1stクローズにて約9億円を調達。三井住友銀行および東京大学エッジキャピタルパートナーズ(UTEC)が運営するファンド「UTEC4号投資事業有限責任組合」を引受先とした第三者割当増資を実施していた。

今回報告された2ndクローズでは、新たに実業家の前澤友作氏や「静岡キャピタル9号投資事業有限責任組合(静岡キャピタル運営)」、「MSスタートアップ支援投資事業有限責任組合(ベンチャーラボインベストメント運営)」、「TSVF1投資事業有限責任組合(東急不動産ホールディングス出資のCVCファンド)」が出資参加したとのことで、これにてシリーズCラウンドの引受先は計6社になったとのことだ。

そしてこれによりハッシュポートは、株式による累計調達額が20億円超になったことも報告している。

なおシリーズCにて調達した資金は「エンタープライズ向けコンサルティング事業強化」、「IP×NFT事業強化」、「グループ全体での内部管理体制強化」への投資に利用する予定とのことだ。

HashPortグループは2018年からブロックチェーン技術の研究開発に取り組んでいる企業だ。ブロックチェーン関連コンサルティング・システムソリューション事業を執り行うHashPortの傘下には、主にNFT関連事業を行うHashPalette(ハッシュパレット)と金融インフラ事業を行うHashBank(ハッシュバンク)がある。

HashPaletteはパレットチェーンおよびパレットトークン(PLT)の開発・発行元だ。PLTは2021年7月に「Coincheck IEO」を利用して国内で初めてIEO(Initial Exchange Offering)を経てコインチェックに上場した。またHashBankは、HashPortが昨年4月に会社分割により設立している。

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参考:ハッシュポート
デザイン:一本寿和
images:iStocks/BadBrother

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。