フィナンシェがJ.フロントリテイリングから資金調達、累計調達額は24億円に

フィナンシェがJ.フロントリテイリングから資金調達

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが、新たに資金調達を実施したことを4月12日発表した。

今回のフィナンシェの資金調達は、J.フロントリテイリングを引受先とした資金調達とのこと。

フィナンシェは先月3月に丸井グループ、4月6日にふくおかフィナンシャルグループの100%子会社のベンチャーキャピタルであるFFGベンチャービジネスパートナーズが運営するファンドから資金調達を実施したことを発表していた。今回のJ.フロントリテイリングの資金調達を含めると総額で11億円を調達したという。

また発表によると今回のJ.フロントリテイリングからの資金調達にて、1stクローズとなるようだ。なおこれまでの累計調達額は24億円となったことが報告されている。

また今後も2ndクローズでの追加調達を予定しているとのことだ。フィナンシェは「調達した資金をもとに、今回新規でご参画いただいた引受先との事業連携を強化してまいります」と述べている。

フィナンシェは、3月に国内3例目のIEO案件としてフィナンシェトークン(FNCT)をコインチェック提供の「Coincheck IEO」にて販売を実施。FNCTの申込金額は200億円を突破し、倍率18.78倍で約10億円相当のFNCTが販売された。

なおFNCTは「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとして活用されるプラットフォームトークンとしての役割を持つという。なお「FiNANCiE」では、スポーツチームや企業発足のプロジェクトなどが「FiNANCiE」内で発行する暗号資産ではないCT(コミュニティトークン)の発行も行われている。

FNCTはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行される暗号資産(仮想通貨)だが、「FiNANCiE」上での利用やステーキングやガバナンスに関するFNCTはポリゴンブロックチェーン上にブリッジされたトークンが利用されるとのことだ。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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