アバランチ財団、次世代のデジタルアーティスト育成イニシアチブ「Avaissance」立ち上げ

Avaranche財団がデジタルアーティスト育成イニシアチブ設立

レイヤー1ブロックチェーン「アバランチ(Avaranche)」の運営・開発を支援するアバランチ財団(Avalanche Foundation)が、アバランチNFTのエコシステム成長および次世代のデジタルアーティスト育成の為のイニシアチブ「アヴァイサンス(Avaissance)」立ち上げを3月30日発表した。

「アヴァイサンス」に参加するアーティストには、資金、プロのメンター、そしてアバランチのエコシステムによる献身的なサポートが与えられるとのこと。

なお「アヴァイサンス」には、「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(AIR)」と「モナリザ・イニシアチブ(MLI)」の2つのプロジェクトが用意されているという。

「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(AIR)」は、50名のデジタルアーティストがプロのメンターからサポートを受けられるプログラム。また「モナリザ・イニシアチブ(MLI)」は、アバランチ財団がキュレーターと協力して次世代のデジタルアートを生み出すデジタルアート・キュレーション・コラボレーションとのこと。

「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム(AIR)」

デジタルアーティストは「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」に参加する50名のデジタルアーティストは、同プログラムにおいて自身のプロジェクトを6ヶ月間進めることができ、その期間はアバランチに選ばれたプロのメンターの下で資金提供や指導、バーチャルワークショップ、教育セッションといったサポートを受けられるという。

そしてプログラムに参加した50名のデジタルアーティストは、作品集を1つアバランチで発表できる予定とのこと。

なおバーチャルワークショップでは、マーケティング戦略やデジタルツールの使用方法などのテーマが設けられており、またメンターには、エミー賞を受賞したモーショングラフィックアーティストのエモニー・ラルッサ(Emonee LaRussa)氏、クリエイティブコミュニティ「ALLSHIPS」の創設者で写真家・クリプトアーティスト・ライターのデイブ・クルーグマン(Dave Krugman)氏、NFTプロジェクト「ヴァルハラ(vallhalla)」のチーフであるライアン・ウェン(Ryan Wen)氏らが就任するとのことだ。

「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」には今月28日まで応募可能だ。

「モナリザ・イニシアチブ(MLI)」

「モナリザ・イニシアチブ」では、アバランチ財団があらゆるバックグラウンドを持つアートDAO(分散型自律組織)のキュレーターチームと協力して、アバランチNFTを購入し、アバランチ上における次世代のデジタルアート定着に貢献していくとのこと。

なお「モナリザ・イニシアチブ」に参加するアートDAOのキュレーターチームは近日中に発表されるという。そして将来有望なアバランチNFTアーティストの作品が優先的に収集及び紹介されるとこと。

アバランチ財団が購入したNFTはアートDAOに贈呈され、DAOのNFTコレクション拡大を支援するという。またアバランチ財団が購入した一部のNFTは、現在設立予定の「アバランチ・パーマネント・コレクション」にて、アバランチNFTのコレクションギャラリー及び記録として活用される予定とのことだ。

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参考:アバランチ財団
images:iStocks/Vjom

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。