米NBAがDapper Labsとブロックチェーンゲーム開発、LedgerX社が現物決済ビットコイン先物商品を提供開始、7pay(セブンペイ)9月末サービス終了などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

米NBAがDapper Labsとブロックチェーンゲームプラットフォーム「NBA Top Shot」開発

・アメリカのプロバスケットボール協会(NBA)とプロバスケットボール選手協会(NPBA)は7月31日、ブロックチェーンゲーム企業のDapper Labsと共同でブロックチェーンゲームプラットフォーム「NBA Top Shot」を開発していることを発表した

・このゲームではNBAシーズンでの試合中のNBA選手のプレイを「モーメント」という形で獲得し、自身のチームを作成することが可能。例えば3ポイントシューターのケヴィン・ドゥラントが3ポイントを決めた瞬間をゲーム内で記録し所有することなどもできる。さらにそのデータを売買できたり、ゲーム対戦時に利用できる

・Dapper CEOのRoham Gharegozlou氏は「NBAとそのプレーヤーは、世界文化の中で最も重要な要素の1つであり、それに関わることを非常に嬉しく思う」とコメント。NBAシニアディレクターのAdrienne O’Keeffe氏は「Dapper Labsが、画期的なゲームと世界中のバスケットボールファンが切望するデジタルグッズを生み出してくれるだろう」とコメントしている

アメリカ初。LedgerX社が機関投資家と個人投資家向けに、現物決済ビットコイン先物商品を提供開始

・アメリカで初めて、LedgerX社が機関投資家と個人投資家向けに、現物決済ビットコイン先物商品を提供開始した

・現状投資ができるのはアメリカ国民でKYC情報が認可された人のみ。今までビットコインを先物取引で取引する場合、証拠金を米ドルでしか預け入れることができなかったが、LedgerX今回この商品を提供開始したことにより、証拠金をビットコインで預け入れることができるようになった

・これに伴いLedger XのCEOが「暗号資産はすべての人のためのものであり、ファンドや機関投資家をヘッジするためだけに提供されるべきものではありません」とCoindeskの取材に対してコメントしている

ソニーフィナンシャルベンチャーズがブロックチェーンを活用した金融サービスを展開するドイツのスタートアップに出資

・ソニーフィナンシャルベンチャーズ株式会社とグローバル・ブレイン株式会社などが、ドイツをベースにブロック チェーンを活用した金融サービスを展開する Bitwala GmbHに1300万ユーロ(約16億円)を出資したことが明らかになった

・2015 年10 月にドイツで設立された Bitwalaは、銀行と提携することで、銀行口座から直接、暗号資産を売買することのできるシームレスな取り引きを、モバイル端末を通じて実現している

HashHubがLightning Networkを活用したマーケティングの共同実験をマクロミルと開始

・株式会社HashHubが株式会社マクロミルと共同で、Lightning Networkを利用したアンケート運用の実証実験を開始することを発表

・今回の実証実験は、HashHubと株式会社マクロミルが共同で実施するアンケート調査に回答後、Lightning Networkを用いて即時にビットコインを付与する仕組みの検証をするとのこと

・具体的な実験の流れは、HashHubが回答者募集から調査実施まで一貫して行い、株式会社マクロミルがアンケートの調査設計・分析および全体監修を担当するとのことで、HashHubが公開するアプリ「Lightning Survey(ライトニングサーベイ)」にて回答した調査協力者に、アンケート回答直後にLightning Networkを内蔵した仮想通貨ウォレットであるPebble Walletを通じてビットコインが付与されるとのこと

・アンケート調査は、「仮想通貨およびブロックチェーン技術の認知度」を主とした構成のインターネットリサーチ形式で本日8月1日より開始がされるとのこと

・なお、このアンケートは、マクロミルの「マクロミルモニタ」対象にマクロミルポイントを付与する通常の手順で実施されるとのこと

・マクロミルモニタおよびHashHubから得られた回答は株式会社マクロミルにて分析し、一般の生活者グループ(マクロミルモニタ)と仮想通貨利用者および興味関心のあるグループ(HashHub回答者)における認知度比較などをレポートにまとめるとのことで、この内容は2019年9月24日(火)に開催予定の公開イベントにて共有がされるとのこと

7pay(セブンペイ)9月末でサービスを終了する方針

・セブン&アイ・ホールディングスがスマートフォン決済「7pay(セブンペイ)」のサービスを9月末で終了する方針を固めたと1日共同通信が報じた

・1日午後に都内で開く記者会見で発表するようだ

株式会社HashPortがMissBitcoin藤本真衣氏と共同でアクセラレーター子会社を設立

・株式会社HashPortがアクセラレーター事業に特化した子会社、株式会社HashPort Acceleratorを設立し、クリプトファンドであるBlockVC、Hashed、Queschain Capitalと業務提携したことを発表

・HashPort AcceleratorはMissBitcoin藤本真衣氏と共同で設立、同氏は取締役Chief Acceleration Officerとして就任するとのこと

・同社は海外の有力プロジェクトに対して日本展開をサポートするためのアクセラレータープログラムを提供していくとのこと

My Crypto Heroesが国内で初めて仮想通貨取引所Coincheckとコラボキャンペーンを実施

・double jump.tokyo株式会社が開発・運営を行う「My Crypto Heroes」(以下マイクリ)が、コインチェック株式会社の運営する仮想通貨取引所・販売所「Coincheck」とコラボキャンペーンを実施することを発表

・マイクリを新規に始めたCoincheckユーザーに、抽選で500名にゲーム内で使用できるキャラクターであるUncommonヒーロー『サトシ・ナカモト ALPHA CC』をプレゼント

・またキャンペーン期間中に対象ツイートをリツイートしたマイクリユーザーに、抽選で30名にEpicヒーロー『サトシ・ナカモト OMEGA CC』、10名に1ETHプレゼントするとのこと

・共に8月9日0:00よりキャンペーンが開始される

 

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この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。

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