国内IEO4例目、「Nippon Idol Token(NIDT)」の購入申し込みが本日開始

NIDTの購入申し込みが本日開始

国内4例目のIEOとなる暗号資産(仮想通貨)「Nippon Idol Token(NIDT)」の購入申込が、3月29日19:00より開始する。

「NIDT」は、イーサリアム(Ethereum)上のERC20規格の暗号資産。新しいアイドルグループの組成及び活動のために発行され、利用者は「NIDT」を通じてアイドル活動の応援及び支援ができるという。発行はオーバース社が行う。

なお「NIDT」の購入申し込みは、国内暗号資産取引所のcoinbook(コインブック)およびDMM Bitcoinの2社にて同時に行われる。国内で実施されたIEOにおいて、同時に2取引所が対応するのは初の事例となる。

「NIDT」は3月29日19:00から4月19日11:59まで購入申し込みを行うとのこと。4月20日に抽選を行い4月24日に「NIDT」を当選者に受け渡し、4月26日19:00からcoinbookおよびDMM Bitcoinにて「NIDT」の取り扱いが開始するスケジュールになっている。

なお「NIDT」によるIEOにて調達した資金にて、秋元康氏が総合プロデュースを行う新アイドルプロジェクト「DOL3.0 PROJECT」が実施されるとのこと。同プロジェクトは今回IEO実施により本格始動する。

プロジェクトの運営には、キングレコードをはじめとするAKB48、乃木坂46、日向坂46、櫻坂46、IZ*ONE、=LOVEといった人気アイドルグループの育成に携わったスタッフが関わるとのことだ。

「NIDT」保有者には、一部プロデュースへの参加や限定イベントへの招待、NFTの付与などの特典が与えられる予定だ。

「DOL3.0 PROJECT」では、4月上旬よりメンバーの募集を開始し、全国7都市で説明会を予定。複数段階のオーディションを経て、今秋にデビューすることが予定されている。

なおIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)とは、企業等のブロックチェーンプロジェクト発行のトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのことだ。

「NIDT」のWPによると「NIDT」は、IEO実施時にすでに全量が発行されており利用者保有に30%、プロジェクト報酬に30%、チーム自己保有に21%、エコシステム報酬及び マーケティング分に19%が振り分けるとのこと。

開発費用等を除くプロジェクト報酬およびチーム自己保有分についてはロックアップを設定し、IEO以降に段階的なロックアップの解除を行うとのことだ。

国内においてIEOは3件実施されているが、3月7日に購入申し込みを終了した3号案件の「フィナンシェトークン(FNCT)」は最終的に申込金額が20,021,288,100円を記録している。申し込み口座数は24,833口座で販売総額は1,066,000,000円となり、倍率は18.78倍になったとのことだ。

なお「FNCT」は、次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが発行する暗号資産。コインチェック提供の「Coincheck IEO」にて販売が実施された。

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参考:オーバース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/somchaij

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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