フィナンシェ、丸井グループから資金調達

フィナンシェが丸井グループから資金調達

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが、丸井グループを引受先とした資金調達の実施を3月28日発表した。

なお「あたらしい経済」編集部がフィナンシェ広報担当へ確認をとったところ、調達額については非公開とのこと。

発表によると今回の資金調達は、フィナンシェのビジネス拡大に資する事業連携を目的としているという。

両社の顧客・ユーザー基盤、事業ノウハウ等を掛け合わせることにより、「FiNANCiE」とエポスカードの連携や、「マルイ・モディ」店舗でのイベントなど、両社のシナジーを最大化する共創を検討していくとのことだ。

フィナンシェによると、同社と丸井グループとのビジョンは合致しており、丸井グループが手掛ける小売・フィンテック領域においても、トークノミクスを応用することにより更なる発展が見込まれるものと認識しているとのことだ。

フィナンシェは今月、国内3例目のIEO案件としてフィナンシェトークン(FNCT)をコインチェック提供の「Coincheck IEO」にて販売を実施。FNCTの申込金額は200億円を突破し、倍率18.78倍で約10億円相当のFNCTが販売された。

なおFNCTは「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとして活用されるプラットフォームトークンとしての役割を持つという。なお「FiNANCiE」では、スポーツチームや企業発足のプロジェクトなどが「FiNANCiE」内で発行する暗号資産ではないCT(コミュニティトークン)の発行も行われている。

FNCTはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行される暗号資産(仮想通貨)だが、「FiNANCiE」上での利用やステーキングやガバナンスに関するFNCTはポリゴンブロックチェーン上にブリッジされたトークンが利用される。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/ChrisGorgio

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。