ShopifyとTYBがweb3ロイヤリティプラットフォーム提供開始、アバランチ(AVAX)採用で

ShopifyとTYBがTYBショッピファイアプリ提供開始

ECプラットフォーム「ショッピファイ(Shopify)」とコミュニティ管理プラットフォーム「TYB(Try Your Best)」が共同で、アバランチ(Avalanche)ベースのweb3ロイヤリティプラットフォーム「TYBショッピファイアプリ」を提供開始することを、アバランチ開発元のアバラボ(Ava Labs)が3月23日に発表した。

「TYB」は、ブランドと顧客を直接つなげたコミュニティ駆動型プラットフォームだという。顧客がブランドの商品に対するアンケートに回答したり、レビューの書き込みやイベントへ参加するなどといったアクションを起こすと「TYB」からブランドの顧客へ報酬が与えられる。

今回提供される「TYBショッピファイアプリ」は、コミュニティ管理プラットフォームである「TYB」がアバランチ上に構築したもので、ショッピファイApp Storeを通じてショッピファイ加盟店に提供されるとのこと。

加盟店は「TYBショッピファイアプリ」を使用することで、ゲーミフィケーションによる特典の導入や加盟店による顧客との商品共同制作、マーケティングキャンペーンの拡大などが可能になるとのことだ。

また加盟店は顧客に対し、デジタルコレクティブル(NFT)を簡単に作成、配布でき、所有者限定の特典も用意できるとのこと。なお顧客はeメールアドレスさえあれば、1つのウォレットで複数の加盟店のグッズを入手できるという。

ショッピファイによるweb3関連の取り組み

ショッピファイは今年2月、ショッピファイ加盟店向けにブロックチェーン対応コマースを構築する為の開発アプリを提供開始した。そのアプリにはNFT配布、トークンゲーティング及びロイヤリティ、暗号資産(仮想通貨)決済といった機能が主に3つが紹介されている。

また1月にショッピファイは「ヴェンリー・ショッピファイNFT(Venly Shopify NFT)」を提供している。このアプリを利用することで、加盟店は知識がなくとも簡単に「アバランチ」ブロックチェーン上でミントしたNFTを設計・ミントし、販売が可能になるという。

2021年10月には、ブロックチェーン技術提供のヴェンリー(Venly)とNFT販売機能を共同開発しており、「Shopify Plus」をサブスクライブしている事業者が「ポリゴン(Polygon)」のNFTを発行し、販売できるようになっていた。

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参考:Avalanche
images:iStocks/Vadim-Sazhniev

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この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。