フィナンシェがポリゴンラボと協業、FNCTにポリゴン(MATIC)ネットワーク採用

フィナンシェがポリゴンと協業

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが、ポリゴンラボ(Polygon Labs)との協業開始を3月27日発表した。ポリゴンラボは、ブロックチェーンプロトコル「Polygon」の普及を推進する企業だ。

今回の協業によりフィナンシェは、同社発行のフィナンシェトークン(FNCT)にポリゴンブロックチェーン採用したことを改めて発表している。

FNCTはイーサリアム(Ethereum)ブロックチェーン上で発行される暗号資産(仮想通貨)だが、「FiNANCiE」上での利用やステーキングやガバナンスに関するFNCTはポリゴンブロックチェーン上にブリッジされたトークンが利用される。

フィナンシェは発表にて「FNCTのユーティリティの提供部分にポリゴンを活用することで、FNCTは取引処理の遅延や取引手数料(ガス代)の高騰を抑えながら、より安定したサービスが提供可能です」と説明している。

FNCTは国内3例目のIEO案件として、コインチェック提供の「Coincheck IEO」にて先日、販売を実施。申込金額は200億円を突破し、倍率18.78倍で約10億円相当のFNCTが販売された。

FNCTは「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとして活用されるプラットフォームトークンとしての役割を持つ。なお「FiNANCiE」では、スポーツチームや企業発足のプロジェクトなどが「FiNANCiE」内で発行する暗号資産ではないCT(コミュニティトークン)の発行も行われている。

なおフィナンシェは「コミュニティトークンホールディング」と呼ばれるインセンティブプログラムを3月16日より開始している。

「コミュニティトークンホールディング」では、「FiNANCiE」内で活動する各コミュニティが発行する「CT」をホールド(長期保有)しながら、コミュニティ活性化に貢献したサポーターに対して、「FNCT」が支払われるとのこと。

また4月3日からはFNCTのステーキングが開始となる予定だ。

発表によるとステーキング利用者への報酬配布については、報酬プールの5%を毎月ステーキング報酬として対象者に分配するとのこと。

なお開始時の報酬プール額は1億FNCTだという。そのため初月の報酬総額は500万FNCTになるとみられている。

初回の報酬付与については、4月4日が予定されており、それ以降毎日報酬が付与されるとのことだ。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/Vjom

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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