フィナンシェが堀江貴文の「HORIE MOBILE」と事業連携、「FiNANCiE」でトークン発行も

フィナンシェが堀江貴文の「HORIE MOBILE」と事業連携

トークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」運営のフィナンシェが、堀江貴文氏の新モバイルブランド「HORIE MOBILE(ホリエ モバイル)」とサービス連携することを3月16日発表した。

これにより「HORIE MOBILE」の利用者向けのポイントプログラムに、「FiNANCiE」で発行するHORIE MOBILEトークンを利用する予定だという。なおHORIE MOBILEトークンの発行は2023年4月頃に予定しているとのこと。

「HORIE MOBILE」は、今回の発表と同日に販売開始となった「参加できる、応援できる、未来に加速するLCCモバイル」をコンセプトにした格安SIMの通信サービスだ。格安携帯キャリア「X-mobile」が展開している。

「FiNANCiE」は、スポーツチームや企業発足のプロジェクトなどがトークン発行によるファンディングを実施することで、資金調達ができるプラットフォーム。トークンの購入者は「FiNANCiE」内の各チームコミュニティに参加できる権利やコミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。

「HORIE MOBILE」では今後「HORIEプロジェクト」が展開されるとのことで、その参加権はHORIE MOBILEトークン購入者に付与されると思われる。

なお「HORIE MOBILE」はトークン発行の他に、「ユーザー限定オリジナルコンテンツが無料で利用可能」という特徴を持ち、堀江氏のビジネス、政治、経済などの有益な情報が受け取れる「デイリーホリエニュース」などHORIE MOBILEユーザー限定の特典プログラム提供が予定されているとのことだ。

また「HORIE MOBILE」サービスの開始に合わせ、契約者の先着1万名にHORIE MOBILEトークンの購入に利用できるFiNANCiEポイントがプレゼントされるキャンペーンを実施するという。対象者1名につき1,000円分のFiNANCiEポイントが、HORIE MOBILEトークン発行予定の4月頃に付与されるとのこと。

なおHORIE MOBILEトークンをはじめ、「FiNANCiE」内で発行されている各チーム・プロジェクトのトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産(仮想通貨)でもないとのことだ。

今回の発表と同日16日、国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェックにて、フィナンシェ発行の暗号資産フィナンシェトークン(FNCT)が取り扱い開始となっている。

FNCTは国内3例目のIEO案件として、コインチェック提供の「Coincheck IEO」にて先日に販売を実施。申込金額は200億円を突破し、倍率18.78倍で約10億円相当のFNCTが販売された。

なおFNCTは、「FiNANCiE」ユーザーへの報酬や「FiNANCiE」上の優良なコミュニティが継続的に成長するためのインセンティブとしての活用が想定されている。

またFNCTはイーサリアムブロックチェーン上で発行される暗号資産だが、「FiNANCiE」上での利用やステーキングやガバナンスに関するFNCTはポリゴンブロックチェーン上にブリッジされたトークンが利用されるとのことだ。

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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