スタークネットが初のガバナンス投票へ
イーサリアム(Ethereum)のレイヤー2ブロックチェーン「スタークネット(StarkNet)」初のガバナンス投票実施の準備が、同プロトコルのDAO(分散型自律組織)によって行われていることが、コミュニティへの投稿によって3月14日に発表された。
提案されたガバナンス投票の内容は「Starknet Alpha v0.11.0」というアップグレードに関するものだ。投票は、分散型ガバナンスプラットフォームの「スナップショット(snapshot)」で実施される予定である。
なお現在「スナップショット」では、テストガバナンス投票が実施されている。投票権のあるユーザーは3月20日までテスト投票に参加できるとのこと。
また実際に行われるガバナンス投票は21日から6日間実施される予定だ。提案が可決された場合、スタークネットのメインネットがv0.11.0にアップグレードされる。
なお投票権はSTRKトークンの保有者や、トークン保有者やスタークネット財団(StarkNet Foundation)に選ばれた代表者、スタークネット財団に任命された委員に与えられている。ただし、現在STRKトークンは一般販売されていない状況だ。
なお現在STRKトークンを保有しているのは、初期段階でネットワークを構築してサポートした初期のコアユーザーおよび投資家のみとなっている。
スタークネット財団は昨年11月に発足したばかりの非営利団体だ。同団体では「スタークネット」のコミュニティ育成や教育、分散化に向けたネットワークの継続的な開発と拡大に着手していくとしている。
また「スタークネット」開発元のスタークウェアは昨年11月、スタークネットでのコントラクト開発に利用するために、新たに自社で開発しているプログラミング言語「Cairo」をオープンソース化しており、2023年第1四半期には完全にサポートを開始することを発表している。
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参考:スタークネット・スナップショット・Starknet Alpha 0.11.0
デザイン:一本寿和
images:iStocks/bizoo_n・dalebor