【国内初】エイプコイン(APE)とガラ(GALA)がビットバンクに上場へ、国内2例目チリーズ(CHZ)も

APE・GALA・CHZがビットバンクに上場へ

国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)の取扱い予定を3月3日発表した。

エイプコインおよびガラは、国内取引所において初の上場となる予定。なおチリーズは、昨年9月にDMM Bitcoinが取り扱いを開始しているため国内での上場は2例目となる。なお3銘柄共にイーサリアム(Ethereum)上に発行されるERC-20トークンとなるようだ。

発表によると各銘柄の取り扱い開始は3月8日を予定しているとのこと。対応サービスは入出金・取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」となる。

レンディングサービスの募集開始は各銘柄の取扱開始日と同日を予定しているとのことだ。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率3%の暗号資産を1年後に受け取ることができるサービスだ。

なおエイプコイン・ガラ・チリーズが予定通り上場すれば、ビットバンクは合計27銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。またこれによりビットバンクは、取扱銘柄数が国内トップとなる予定。

現在ビットバンクの現物取引所では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)、ザ・サンドボックス(SAND)の取引が行われている。

なおビットバンクでは、ゲーム特化ブロックチェーン「オアシス(Oasys)」のトークンOASを国内初で取り扱う予定を1月に発表しており、現在上場待ちの状況だ。

エイプコイン(APE)、ガラ(GALA)、チリーズ(CHZ)の選定理由について

「あたらしい経済」編集部が各銘柄を取り扱った理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。

【エイプコイン(APE)選定理由】

エイプコインとは、Web3.0の中心となるコミュニティをサポートするプロジェクトです。APEは、ApeCoin DAOのガバナンス投票やAPEエコシステム内での決済、アクセス権として使用することができます。 コレクティブルNFTで名を馳せたBAYC(Bored Ape Yacht Club)に関連するトークンであり、2022年2月に発行されました。 bitbankでは、トップクラスのNFTプロジェクトとして多くの方に知って頂きたいという思いで選定を行いました。

【ガラ(GALA)選定理由】

ガラとは、世界最大の分散型ゲームプラットフォームの構築を目指しているプロジェクトです。GALAは、Gala Games内でのデジタル商品の取引や、ゲーム内のアイテムの購入に使用できます。また、GALAを保有することで、ゲーム内の特典などを受け取ることができます。 ガラは「プレイしたくなるブロックチェーンゲーム」をコンセプトに掲げています。bitbankでは、国内のブロックチェーンゲーマーの拡大に寄与できればという思いで選定を行いました。

【チリーズ(CHZ)選定理由】

チリーズとは、暗号資産を利用して海外サッカーなどのスポーツクラブとファンとの交流を深める等の取り組みをおこなっているプロジェクトです。CHZは、Chilizプラットフォーム内でのファン投票や商品の購入、スポーツチームやエンターテイメント企業との交流など、様々な用途に使用することができます。 bitbankでは、スポーツやエンタメ領域のファンやコミュニティに対し、ファントークンについて知っていただき、新たな取引機会を提供するために選定を行いました。

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参考:ビットバンク
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Lidiia-Moor

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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