スポーツ用品「ミズノ」、オープンシーで自社初のNFTオークション開始

ミズノが新規事業としてNFT販売を開始

大手総合スポーツ用品メーカーのミズノが、デジタルアート「MIZUNO NFT COLLECTION」のオークション販売開始を2月24日発表した。このデジタルアートは同社が独自販売する初のNFTとなる。

「MIZUNO NFT COLLECTION」は大手NFTマーケットプレイス「オープンシー(OpenSea)」にて、日本時間2月24日11時~3月31日24時まで期間にてオークション販売されるとのこと。各国のミズノHP特設サイトからオープンシーの対象ページへアクセス可能だ。なお各アイテムの決済に使用できる通貨は暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)となる(オークションへの入札にはETHをwETHにスワップする必要あり)。それぞれ最低入札価格が設定されている。

「MIZUNO NFT COLLECTION」は、「柔道」「ランニング」「フットボール」の3つのカテゴリーに分けられており、全19点で展開するとのこと。それぞれイーサリアム上のNFTとしてミント(鋳造/発行)されており、トークン規格はERC-1155となっている。

「柔道」をテーマにした「MIZUNO JUDO ALL JAPAN(ジュウドウ オールジャパン)」は、格闘技のイラストを主軸とするフリーランスイラストレーター、リョッケドロー(Ryokke Draw)氏が柔道日本代表メンバーを描いたNFTとなる。3種類各1点づつ、最低入札価格0.3ETHで販売される。

「ランニング」がテーマの「MIZUNO WAVE REBELLION PRO (ウエーブリベリオンプロ)」については、大阪マラソンのテーマである「虹」をコンセプトにした7色のデジタルアートNFTだ。1色につき1点の展開となる。最低入札価格は0.5ETHだ。なお同NFTの購入者には希望サイズの「世界に一足だけ」の実物のランニングシューズを手に入れる権利が付帯される。その実物シューズは2023年7月以降に届けられる予定とのことだ。

また「フットボール」をテーマにしたNFTは、昨年11月にグローバル販売した軽量人工皮革サッカーシューズ「MIZUNO α(ミズノアルファ)」のデジタルアートとのこと。既存展開のカラーに3月発売予定の新作カラーを加え、全3色を各3点展開している。なお最低入札価格は0.3ETHとなっている。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:ミズノ
デザイン:一本寿和

images:iStocks/Leyn

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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