米マイクロソフトがAnkrと提携、企業向けノードホスティングサービス提供で

米マイクロソフトがAnkrと提携

ブロックチェーンインフラ提供の「アンカー(Ankr/ANKR)」が、米マイクロソフト(Microsoft)と提携したことを2月21日発表した。

この提携により「アンカー」は、企業や組織向けのノードホスティングサービスを、マイクロソフトの「アジュールマーケットプレイス(Azure marketplace)」にて提供することになった。

なお同サービスのユーザーは「ユースケースに応じてメモリや帯域幅などをカスタムした企業向けブロックチェーンノードの立ち上げ」、「サーバーレスかつ、様々なブロックチェーンから選択したデータクエリの最適化」、「場所や時間を問わずノードのパフォーマンスを追跡でき、38以上のブロックチェーンにまたがる利用状況データ及び遠隔測定情報へのアクセス」などが可能になるとのことだ。

アンカーの共同創設者兼CEOのチャンドラー・ソング(Chandler Song)氏は「(今回の提携は)私たちにとって重要なマイルストーンであると同時に、分散型ウェブがウェブシステムの各レイヤーにおける重要なプレーヤーと統合する上で、どれだけ前進したかを示す重要な指標」だと述べている。

マイクロソフトのAI&先端技術部門でジェネラルマネージャーのラシュミ・ミスラ(Rashmi Misra)氏は「多くの開発者や組織は、Web3が現実世界のビジネス課題の解決にどのように役立つかを模索している。今後アンカーと協力して、dApps(分散型アプリケーション)開発者及び既存のWeb3企業問わず、強力なWeb3インフラ層を構築していきたい」とコメントしている。

アジュールマーケットプレイスでは2020年5月、イーサリアム特化のブロックチェーン開発企業のコンセンシス(ConsenSys)が、企業向けイーサリアムネットワーク管理ツール「PegaSys Ethereum Suite」を提供すると発表していた。

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参考:Ankr 
デザイン:一本寿和
images:iStocks/shilh

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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