フィナンシェが「Web3パートナー制度」設立
次世代クラウドファンディングサービス「FiNANCiE(フィナンシェ)」提供のフィナンシェが、「Web3パートナー制度」の新設を2月20日に発表した。なおWeb3パートナー第1号にはプロサイクルロードレースリーグ「ジャパンサイクルリーグ:JCL」が就任している。
今回新設された「Web3パートナー制度」では、より多くのスポーツチームに対してweb3の活用を推進していくとのこと。フィナンシェはスポーツ産業においてもDXやweb3という新たな潮流への対応が求められていると説明している。
なお昨年12月にフィナンシェは「パデル協会」のWeb3パートナーに就任した事例があり、この時はトークン活用のコミュニティ形成・拡大およびNFTを使用した取り組みの加速に向けたものだったという。
そして今回フィナンシェは、より多くのスポーツチームにおいてWeb3の活用が進むよう、正式に「Web3パートナー制度」を新設。同制度のもとフィナンシェは「JCL」とともにIEOによる「JCL」独自の暗号資産の発行支援やNFTを使った新IPの創出など、グローバル規模のweb3型コミュニティの形成に挑戦していくとのことだ。
なおIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)とはトークンによる資金調達を暗号資産取引所が支援し、具体的には主体となって発行体のトークンを販売するモデルのこと。
またフィナンシェは、「日本国籍のチームとして史上初めてツール・ド・フランスに出場し、表彰台に登ること」を掲げる「JCL TEAM UKYO」をweb3の力で支援するとしている。なお「JCL TEAM UKYO」は「JCL」のチェアマンを務める元F1レーサーの片山右京氏が設立したスポーツチームである。
「JCL」はホームタウンを持つ地域密着型チームと国際自転車競技連合加盟の国内コンチネンタルチームで2021シーズンより構成されたリーグだ。「JCL」はこれまで「FiNANCiE」上で発行されるコミュニティトークンである「JCLトークン」を2回発行しており、調達資金約6,000万円およびコミュニティメンバー1,200名以上を集めているとのことだ。
FiNANCiEとは
「FiNANCiE」は、スポーツチームや企業発足のプロジェクトなどがトークン発行によるファンディングを実施することで、資金調達ができるプラットフォーム。トークンの購入者は「FiNANCiE」内の各チームコミュニティに参加できる権利やコミュニティ運営の一部に携われる投票企画への参加や参加型イベントへの招待、特典抽選への応募などの権利が得られる。
投票はトークン保有数に応じて投票数が多くなる仕組みや保有しているトークン数の割合によって抽選特典の当選確率が変動する仕組みとなっている。また一定のトークンを保有しているサポーターには限定の特典も提供されるとのことだ。なお「FiNANCiE」内で発行されている各チーム・プロジェクトのコミュニティトークンは、金融商品取引法上の有価証券ではなく、資金決済法上の暗号資産でもないとのこと。
なおフィナンシェは「FiNANCiE」のプラットフォームトークンとなる「フィナンシェトークン(FNCT)」の購入申込をコインチェック提供の「Coincheck IEO」にて本日2月21日より開始する。なお「フィナンシェトークン」はイーサリアムブロックチェーン上で発行される暗号資産となる。IEO実施によりコインチェックに上場する予定だ。
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