ソフトバンクがOasys(OAS)のバリデータに参加、ブロックチェーンサービス構築も視野に

ソフトバンクがOasysのバリデータに参加

ソフトバンクが、ゲーム特化型ブロックチェーンOasys(オアシス)のバリデータに参画決定したことを2月16日発表した。

発表によると今後ソフトバンクは、オアシスやオアシスの参画事業者と協力しながら、ブロックチェーンサービスの検証や開発など行っていくことも検討しているようだ。

ソフトバンクの常務執行役員 兼 CIOの牧園啓市氏は「Oasysの柔軟でユーザー中心のアーキテクチャーは、ユーザーとIPコンテンツの保持者の双方のニーズを満たすものであり、非常に期待しています。Oasysとの連携を通して、Web3の社会実装や社会課題の解決などに向けた取り組みを推進していけることを楽しみにしています」とコメントしている。

なおオアシスによると今回のソフトバンク参画決定は、第二群バリデータとして追加となるとのことで、ソフトバンクの他にも3社がオアシスのバリデータへの参画が決定しているとのこと。

他3社についてオアシス広報に社名の確認をとったことろ、バリデータ参画企業については順次発表を行うとのことだった。

なお「Oasys」の初期バリデータには21社(下記参照)が参画しているため、第二群バリデータが参画すると合計で25社がバリデータとなる。

オアシスは1月19日、2028年までの完全DAO(自律分散型組織)化に向けガバナンスを立ち上げている。

2023年は試験的な運用体制として、オアシスのパートナー企業を中心としたジェネシスカウンシル(Genesis Council)にて議題の提案や投票を行っていくとしている。

なおオアシスは今後プロジェクトに関する様々な意思決定に関して「オアシスのトークンホルダーに参加してもらい、ネットワークを分散化させていく」としているが、今回の発表では新たに「中期的にはOasysネットワークのさらなる分散化のため、カウンシルでの議論を通じて、バリデータ参加を一般に解放することも含めて検討する予定です」と述べている。

またオアシスのネイティブトークン「OAS」は、国内暗号資産(仮想通貨)取引所としては初となるビットバンク(bitbank)への上場が決定している。

なおオアシスは昨年12月12日にメインネットのローンチプロセスが完了し、その後「OAS」は同日にOKX、Kucoin、Bybit、Gate、Huobiといった海外取引所に上場していた。

※オアシス初期バリデータ一覧(21社)

Aster Network(アスターネットワーク)、バンダイナムコ研究所、BOBG(ボブジー)、Com2uS(カムツス)、CryptoGames(クリプトゲームス)、doublejump.tokyo(ダブルジャンプトウキョウ)、gumi(グミ)、jump(ジャンプ)、MCH(エムシーエイチ)、netmarble(ネットマーブル)、neowiz(ネオウィズ)、SEGA(セガ)、イールド・ギルド・ゲームス(Yield Guild Games)、Thirdverse(サードバース)、UBISOFT(ユービーアイソフト)、WEMADE(ウィメイド)、bitFlyer Blockchain(ビットフライヤーブロックチェーン)、NHN PlayArt、グリー、ミシカルゲームス(Mythical Games)、スクウェア・エニックス。

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参考:ソフトバンク

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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