暗号資産決済「Slash」がITI及びKiiiと業務提携
暗号資産(仮想通貨)決済ソリューション「Slash Web3 Payments」提供のSlash Fintech Limited(スラッシュフィンテックリミテッド:以下スラッシュ)が、ITI及びその子会社Kiii(キー)との業務提携を2月14日発表した。
ITIはゲームアプリ開発やインフルエンサーマーケティング事業を行う企業だ。昨年8月に同社はバイドゥが提供するキーボードアプリ「Simeji」のNFT販売を行い、コミュニティ「CryptoSimeji」内プロジェクト「SimejiWEB3」の共同運営をバイドゥと開始している。
またITI子会社のKiiiは、YouTuberなどのインフルエンサーを多数抱える事務所だ。同社はweb3領域に詳しいインフルエンサーらが参加するweb3インフルエンサーエージェント事業「Kiii WEB3プロジェクト」も発足しているという。
Slash Fintech Limited ファウンダーCEO 佐藤伸介氏のコメント
なお「あたらしい経済」編集部はSlash Fintech Limitedのファウンダー兼CEOの佐藤伸介氏より今回の業務提携について以下のコメントを得た。
Kiii社及びITI社の今川代表へWeb3領域でのビジネス提案をしたのが昨年夏頃になります。同社の新規事業開発におけるスピード感は目を見張るものがあり、すでに今年に入りWeb3領域において複数のプロジェクトを開始していると聞いております。Slashとしては、この業務提携を皮切りに公式リセラーパートナーとして店舗及び様々なオンラインサービスへの導入営業をサポートして頂く予定です。
Slash Web3 Paymentsとは
「Slash Web3 Payments(以下スラッシュ)」は、顧客が暗号資産で決済する際に支払先が受け取り希望する暗号資産を持たなくとも、顧客自らが保有する暗号資産が決済画面において自動的にスワップされ、支払先希望の暗号資産で支払いができるサービスだ。システムがDEX(分散型取引所)ルーターと連携することで、最適なレートで暗号資産をスワップする仕組みとなっている。
ユーザーが支払いに利用できる暗号資産は「スラッシュ」がサポートするブロックチェーン上で発行されている1400以上の銘柄がサポートされているとのこと。また売り上げとして暗号資産を受け取る側はUSDT・USDC・DAI・JPYC・wETHといったステーブルコインを選択して受け取りができるようになっている。
「スラッシュ」では現在イーサリアム(Ethereum)、BNBチェーン、Polygon PoS(ポリゴンPoS)、アバランチ(Avalanche)のCチェーン、ドージチェーン(Dogechain)、アスターネットワーク(Astar Network)の6つのブロックチェーン上の暗号資産での支払いに対応している。
なお「スラッシュ」では、支払時によるGAS代が70%程度削減され、加盟店が支払の受け入れ開始にかかるGASが大幅に削減される「Slash Payments Contract V2」がテストネットにデプロイされたことが9日に発表されている。
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