メタマスクと印オンランプマネーが統合
Web3ウォレットのメタマスク(MetaMask)にインドの取引プラットフォーム「オンランプマネー(Onramp.money)」が連携した。メタマスク開発元のコンセンシス(ConsenSys)が2月9日発表した。
これによりインド居住のユーザーは、暗号資産(仮想通貨)をメタマスクから直接購入できるようになるという。
なお購入できる暗号資産はイーサリアム(ETH)、ポリゴン(Polygon)、BNBチェーン(BNB Chain)とのことだ。
「オンランプマネー」は、法定通貨を暗号資産に変換するプラットフォームだ。現在メタマスクの他に「オンランプマネー」が対応しているウォレットは、コインベース(Coinbase)、マイイーサウォレット(MyEtherWallet)、トラストウォレット(Trust Wallet)、コイン98ウォレット(Coin98 Wallet)、クールウォレット(Cool Wallet)だ。またウォレットの他にも取引所やDeFi(分散型金融)、ゲームやSNSなどに「オンランプマネー」は幅広く対応している。
なお「オンランプマネー」は、インド大手暗号資産取引所の「ビットBNS(Bitbns)」により運営されている。
メタマスクのプロダクトマネージャーであるロレンソ・サントス(Lorenzo Santos)氏は「今回の連携により、インドのユーザーはイーサリアム、ポリゴン、BNBネットワークにアクセスし、分散型アプリケーションを簡単に利用できる。これによりインドにおけるブロックチェーン技術の普及を促進することができると考えている」とコメントした。
また、「オンランプマネー」のCEOであるガウラフ・ダハケ(Gaurav Dahake)氏も「メタマスクと協力してインドにおけるブロックチェーン技術の採用を促進することを楽しみにしている」と述べている。
メタマスクは昨年12月に米国でペイパル(PayPal)を使用してのイーサリアム「イーサ(ETH)」購入を可能にしている。
関連ニュース
- インド、仮想通貨やNFTに30%課税へ。デジタル資産を最高課税帯に
- インド政府、バイナンスが連携する取引所の資産凍結。マネロンの疑いで
- メタマスク、米国でペイパル利用のイーサリアム(ETH)購入に対応
- コンセンシス、メタマスクのセキュリティ強化のためMyCrypto買収
- メタマスク、KeyStoneのハードウェアウォレットとQRコード接続に対応
参考:ConsenSys
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Jirapong-Manustrong