アバランチ上のAave市場のラップドトークンが担保保証、チェインリンクのPoRで

Avalanche上のAaveにChainlinkのPoR統合

Chainlink(チェインリンク)の「Chainlink Proof of Reserve:PoR(チェインリンクプルーフオブリザーブ)」機能が、「Avalanche(アバランチ)」上の「アーベ(Aave)」に統合されたことが2月7日発表された。「アーベ」エコシステムの開発をサポートする「BGD Labs(BGDラボ)」により統合が実施された。

PoRは、ラップされたトークンを含むオンチェーンとオフチェーンの資産を検証および監視する機能だ。今回PoRがDeFi(分散型金融)レンディングプラットフォームである「アーベ」に統合されたことで、アバランチ上の「アーベ」の市場にラップされたトークンの担保を保証できるようになったとのこと。言い換えるとブリッジ元の資産が担保になることを保証できるようになったということだ。

なおPoRを「アーベ」に統合する具体的な利点として、自動化されたオンチェーン検証、カスタマイズ可能な外部アダプターによる高品質データ、データソースとオラクルノードレベルでの分散化、いつでも誰でもPoRを監視できる透明性などが挙げられている。

なお今回PoRがサポートするラップドトークンは、AAVE.e、DAI.e、LINK.e、WBTC.e、WETH.eとのこと。これらの資産の担保が保証されることになる。

またBGDラボの共同創設者(Ernesto Boado)氏は、「この統合はアバランチ上のアーベで、ブリッジ資産の担保不足を防ぐのに役立ち、ブリッジ資産を含む流動性プールに関連する技術的および経済的リスクを軽減するのに役立ちます」と発表にて説明している。

アーベは今年1月、新バージョン「Aave v3(アーベv3)」をイーサリアム(Ethereum)上に立ち上げており、wBTC、wETH、cbETH、wstETH、USDC、DAI、LINK、AAVEといった8種類のトークンをサポートしている。

なお「アーベv3」はイーサリアムおよびアバランチの他に、オプティミズム(Optimism)、ポリゴン(Polygon)、ファントム(Fantom)などのチェーンでローンチされている。

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参考:Chainlink
images:iStock/metamorworks

この記事の著者・インタビューイ

一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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