読売ジャイアンツ、春季キャンプで「ジャビット」NFT無料配布、スタートバーン「FUN FAN NFT」で

ジャイアンツが春季キャンプでジャビットのNFT無料配布

読売ジャイアンツ(巨人軍)が春季キャンプを行う宮崎県と沖縄県のそれぞれのスポットで、同球団マスコット「ジャビット」デザインのNFTが無料配布されることが1月30日発表された。

なおこのNFTの配布には、国内ブロックチェーン関連企業スタートバーン開発の「FUN FAN NFT」が用いられる。「FUN FAN NFT」はQRコードを通じてNFTが取得できるWebアプリで、アートのためのブロックチェーンインフラ「Startrail(スタートレイル)」が活用されている。

今回配布される「ジャビットNFT」は、サーファーやストリート、SFなどさまざまなカルチャー・ファッションを表現した計16種類となっている。画像データは取得したユーザーのスマートフォンの壁紙やSNSアイコンとしても活用できるという。各スポットに設置された看板やチラシに掲載されたQRコードを、スマホなどで読み込むことでNFTの取得が可能とのこと。注意点としてこのNFTは、セカンダリーマーケットでは取扱いが不可とのことだ。

NFTが取得できるスポットは宮崎県と沖縄県のそれぞれ8か所で、巨人軍選手が練習する球場だけでなく、観光地や商業施設などにも設置するという。また両キャンプ地に開設する球団公式グッズショップ「GIANTS STORE SPRING CAMP」においてこのNFTは、購入者限定のプレゼントになるとのこと。

さらにそれぞれの県で3個以上のNFTを集めた場合は1回、8個すべてコンプリートした場合は2回、ガラポン抽選に参加できるとのこと。ガラポン抽選では、選手サインアイテムやオープン戦招待券、キャンプ地の特産品などが当たるという。なおガラポンへの参加には抽選会場にて、集めたNFTのコレクション画面と登録無料の「GIANTS ID」のモバイル会員証を提示する必要があるとのことだ。

宮崎県での実施期間は2月1日~14日の計14日間。NFT取得スポットは、球団公式グッズショップ「GIANTS STORE SPRING CAMP」(ひなたサンマリンスタジアム前:グッズ購入者限定)、ひなたひむかスタジアム、ひなた木の花ドーム、高城運動公園(都城市・三軍キャンプ地)、宮崎ブーゲンビリア空港(オアシス広場)、宮崎市青島ビーチセンター「渚の交番」、宮崎市「道の駅」フェニックス、宮崎市観光案内所(JR宮崎駅構内)で、ガラポン抽選会場はひなたサンマリンスタジアムのインフォメーションブースとなっている。

また沖縄県では2月16日~2月28日の計13日間でNFT配布が実施される。NFT取得スポットは、球団公式グッズショップ「GIANTS STORE SPRING CAMP」(セルラースタジアム前:グッズ購入者限定)、サブグラウンド(奥武山公園内)、プルペン(奥武山公園内)、首里杜館(首里城公園内)、瀬長島ウミカジテラス、沖宮、T ギャラリア 沖縄 BY DFS、那覇市第一牧志公設市場(仮設)で、ガラポン抽選会場は、セルラースタジアムのインフォメーションブースとなっている。

なおスタートバーンは2021年9月、埼玉西武ライオンズが日本プロ野球界で初めて販売したNFTコンテンツに、「Startrail」を提供している。この際には実物パネルも販売されており、これについてはスタートバーン提供のブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.(スタートバーン・サート)」が利用されていた。

NFTとは

「NFT(Non Fungible Token:ノンファンジブル・トークン)」とは、代替が不可能なブロックチェーン上で発行されたトークンを指す。NFTの規格で発行されたトークンは、そのトークン1つ1つで個別の価値を持つ。そのためNFTを画像や映像などのデジタルデータと紐付けることで、デジタルデータの個別の価値を表現することに活用されている。

なおNFTという言葉は現在幅広く活用されており、活用するブロックチェーンやマーケットプレイスの種類によって、その機能や表現できる価値が異なる可能性があることには留意が必要だ。

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参考:スタートバーン読売ジャイアンツ

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この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

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