c0ban取引所が業務再開
昨年11月30日に関東財務局から行政処分を受け業務停止していた暗号資産(仮想通貨)取引所「c0ban(コバン)取引所」が、1月31日をもって業務停止命令の期間が満了した。同取引所は、停止していた各業務を2月1日より再開したことを同日に発表している。
なお再開したのは暗号資産交換業における取引所の板取引および販売所での購入・⼊⾦・入庫、そして新規⼝座開設だ。
昨年11月30日、「c0ban取引所」運営会社のエクシア・デジタル・アセットが「運転資金の不足」と「運営体制の問題」により、「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていない」状況等に該当するとし、関東財務局より業務停止命令および業務改善命令を受けていた。
さらに同社は、上記業務停止命令の期限である12月31日までに「暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制を維持するための態勢を整備する見通しが立っていなかった」として12月27日付けにて再度業務停止命令を受けていた。
そこでエクシア・デジタル・アセットは、2020年10月より親会社となっていたエクシア合同会社から独立し、商号を「エクシア・デジタル・アセット株式会社」から「Coin Master(コインマスター)株式会社」に変更したことを12月29日に発表していた。
今回の発表によるとコインマスターは、外部からの資金支援を受けてシステム委託費を含む運転資金を継続的に確保でき、取引システムを安全かつ安定的に稼働させていくなどの態勢を整備できる見通しが立ったことから、業務停止命令の期間が満了したと説明している。
同社はLastRoots(ラストルーツ)の社名で2016年6月に設立後、2019年11月には暗号資産交換業登録を完了し、2020年10月にエクシア・デジタル・アセットに社名変更している。
この社名変更は、2019年2月よりLastRootsの親会社であったオウケイウェイヴからエクシア合同会社へLastRootsの株式が譲渡されたことにより行われた。なお今回の商号変更によりエクシアグループから独立したとコインマスターは説明しているが、株式譲渡などの報告は今回のリリースでは発表されていなかった。
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参考:Coin Master
デザイン:一本寿和
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