BitPayがMoonPayと連携、60以上の暗号資産へアクセス可能に

ビットペイがムーンペイと連携

暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダーのビットペイ(BitPay)が、暗号資産決済スタートアップのムーンペイ(MoonPay)との連携を1月26日発表した。

これによりビットペイのユーザーが60種類以上の暗号資産にアクセス可能になったとのこと。ビットペイユーザーに対し複数のレートを提示し、暗号資産を購入する際の最良価格を提供するという。

またその他のメリットとして、暗号資産を購入する際にクレジットカード・デビットカード・Apple Pay・Google Pay・その他様々な銀行振り込み方法などの好みの決済方法が選べるようになったことや、ウォレットアドレスへの迅速な送金などが挙げられている。

ビットペイユーザーはオンラインの「BitPay.com」またはビットペイウォレットのアプリ内でムーンペイを結合することで暗号資産(仮想通貨)が購入可能とのことだ。

また今回の連携を記念し、初回購入者に対し、期間限定で暗号資産の購入手数料が無料になるキャンペーンも実施されるようだ。

ビットペイのCMOであるビル・ジルケ(Bill Zielke)氏は「ムーンペイとの提携により、暗号決済業界の2つのリーダーが集結し、BitPayユーザーは暗号資産にほぼ瞬時にアクセスできるようになった」と述べた。

ムーンペイのパートナーアカウントマネージャーのハリー・ピアソン(Harry Peatson)氏は、今回の連携について「世界をweb3に移行させ、世界中の人々がデジタル資産やサービスに簡単にアクセスできるようにするという私たちのミッションにおける重要な一歩」とし、「ユーザーにとって暗号資産を購入する方法がより豊富になり、好みの購入方法を利用できるようになり、従来よりもはるかに迅速な取引が可能になる」とコメントしている。

現在、ビットペイの暗号資産決済ソリューションは、スイスの高級時計タグ・ホイヤー(TAG Heuer)のECプラットフォームやネクソンアメリカ(Nexon America)提供の一部ゲーム内アイテムの購入、高級ワインオークションハウスであるAcker(アッカー)など多くのブランドや企業に採用されている。

またムーンペイは、昨年6月にマスターカードと提携。2021年11月にはシリーズAで約630億円(5億5500万ドル)の出資を受け、昨年4月には同シリーズの追加調達として約109.2億円(8700万ドル)の出資を受けていた。

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デザイン:一本寿和
images:iStocks/shilh

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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