バイナンス、アルゼンチンとコロンビアの業界団体のパートナーに
暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するバイナンス(Binance)が、アルゼンチンの「カマラ アルゼンチン フィンテック(Cámara Argentina Fintech)」とコロンビアの「アリアンザ イン(Alianza In)」へ戦略的パートナーとして参加したと1月19日発表した。
これらのパートナーシップは、それぞれの地域でブロックチェーンとweb3テクノロジーへの関心が高まっていることを受けて実現したものだという。米ブロックチェーン分析企業のチェイナリシス(Chainalysis)が作成した「Global Crypto Adoption Index 2022」によると、クリプト採用指数においてアルゼンチンは現在13位、コロンビアは15位だ。
バイナンスは、今回の戦略的パートナー参加の目的を、より大きな金融包摂を達成する手段としてのそれらの地域におけるクリプト及びweb3の発展支援のためだと説明している。
「アルカマラ アルゼンチン フィンテック」会長のイグナシオ プラザ(Ignacio Plaza)氏は、バイナンス参入を前に「バイナンスが私たちの機関に参入することは喜ばしいことだ。国内および国際的なレベルでの関連性だけでなく、その業務能力と永続的な革新性も理由の一つだ。私たちは、フィンテック業界と社会全体に機会を生み出し続けるために必要な相乗効果を高めることができると確信している」とコメントしていた。
「アリアンザ イン」のエグゼクティブディレクターであるホセ・ダニエル・ロペス(José Daniel López)氏は、「世界最大の暗号資産取引所であるバイナンスを歓迎し、コロンビアにおけるブロックチェーンベースのサービスの採用を強化するために共に取り組んでいくことを大変うれしく思う」と述べている。
バイナンスのグローバルVP兼地域マネージャーであるマット・シュローダー(Matt Shroder)氏は「私たちは、両機関に参加することで、アルゼンチンとコロンビアにおける暗号通貨に関する最善の方法と教育リソースの開発において、より広い業界と協力できることを非常に楽しみにしている」とコメント。
バイナンスのラテンアメリカ向け機関関係担当副社長のダニエル・マンガベイラ(Daniel Mangabeira)氏は「私たちは立法者や規制機関、カマラ アルゼンチン フィンテックのような業界団体と手を携えて活動することが不可欠。この取り組みは暗号資産とブロックチェーンのための賢明な規制の開発を可能にし、最終的にユーザーの保護を確保するという私たちの使命にとって重要だ」と付け加えている。
なおバイナンスは昨年12月、米国の業界団体「hamber of Digital Commerce」へ参加したと発表していた。この参加によりバイナンスは、団体及びその会員と協力し、業界に影響を与える差し迫った問題を提唱し、解決策を提示する予定だとしていた。
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参考:バイナンス
デザイン:一本寿和
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