SANDがビットバンクに上場へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットバンク(bitbank)が、暗号資産ザ・サンドボックス(SAND)の取扱い予定を1月20日発表した。
SANDが国内取引所に上場するのはコインチェックとコインベースに続き3例目。なおコインベースは1月18日より事業縮小を理由に取引停止している。
発表によるとSANDの取り扱い開始は1月25日を予定しているとのこと。対応サービスは入出金・取引所(板取引)・販売所・レンディングサービス「暗号資産を貸して増やす」となる。
なお現物取引所では、SAND/JPYの取引ペアが取り扱われる。最小注文数量/取引単位は0.0001SAND、指値の場合の最大注文数量は1,000,000SANDとなっている。
またレンディングサービスの募集開始はSANDの取扱開始日の25日14:00を予定しているとのことだ。なおビットバンクの「暗号資産を貸して増やす」では、ビットバンクとユーザーが暗号資産の消費貸借契約を締結し、ユーザーが最大年率3%の暗号資産を1年後に受け取ることができるサービスだ。
ビットバンクのSAND取扱いに際しての注意点として、SAND預入・引出がイーサリアム(Ethereum)ネットワーク上のERC20トークンにのみ対応するとのこと。ポリゴン(Polygon)ネットワークからビットバンクへSANDを送信した場合に回復処理は不可能であるとのことだ。
なおSANDが予定通り上場すれば、ビットバンクは合計24銘柄の暗号資産を取り扱うことになる。
現在ビットバンクの現物取引所では、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)、ビットコインキャッシュ(BCH)、ライトコイン(LTC)、モナコイン(MONA)、ステラルーメン(XLM)、クアンタム(QTUM)、ベーシックアテンショントークン(BAT)、オーエムジー(OMG)、シンボル(XYM)、チェーンリンク(LINK)、メイカー(MKR)、ボバネットワーク(BOBA)、エンジンコイン(ENJ)、ポリゴン(MATIC)、ポルカドット(DOT)、ドージコイン(DOGE)、アスター(ASTR)、カルダノ(ADA)、アバランチ(AVAX)、フレア(FLR)、アクシーインフィニティ(AXS)の取引が行われている。
SAND選定理由について
「あたらしい経済」編集部がSANDを取り扱った理由について、ビットバンク事業開発部担当者へ取材したところ、以下の回答が得られた。
ザ・サンドボックスとは、Ethereumブロックチェーン技術を基盤としたユーザー主導のゲームプラットフォームです。SANDはザ・サンドボックス上のアイテム購入、ステーキング、ゲーム運営の方針を決定するためのガバナンス投票に使用することができます。
2018年より稼働を開始したザ・サンドボックスは、様々なクリエイターやIPと連携し、NFTやメタバース領域の拡大に貢献しています。bitbankでは、メタバース領域を牽引するプロジェクトの1つとして、多くの方に知って頂きたいという思いで選定を行いました。
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参考:ビットバンク
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