DOSIの決済手段にLINK追加
LINE NEXT(ラインネクスト)提供のグローバルNFTプラットフォーム「DOSI(ドシ)」において、LINEの独自暗号資産「LINK(LN)」による決済が開始したことが1月19日発表された。
LINE NEXTは、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」およびグローバルNFTプラットフォームの事業運営を行う、LINEの子会社だ。
また「DOSI」は世界180ヵ国、9ヵ国語をサポートするグローバル向けのNFTプラットフォームだ。昨年9月よりベータ版として提供されている。
なお「DOSI」の利用は、専用ウォレット「DOSI Wallet」からLINE、Facebook、Google、Naver(韓国ユーザ対象)と連携し、会員登録とログインをすることで可能になる。
今回その「DOSI Wallet」においてクレジットカード、NAVER Pay、イーサリアム(ETH)に続く4つ目の決済手段として新たに「LINK」が追加されたことになる。ユーザーは「DOSI Wallet」に「LINK」専用のノンカストディアル型ウォレット「DOSI Vault(ドシ・ボルト)」を連携させることで、「LINK」によるNFT購入が可能になるとのことだ。
発表によると「LINK」決済は、イーサリアムに比べ取引速度が400倍速く、ネットワーク利用料(ガス代)も98%低減されるとのこと。
同社は、今回の「LINK」決済開始により、NFTプラットフォームとしては初めて複数の通貨で決済が可能な多通貨取引システムを実現したとのこと。LINE NEXTによるとNAVER Payを介した法定通貨決済に加え、ETHやLINKなど複数の暗号資産を決済手段として同時に提供するプラットフォームは「DOSI」が初とのことだ。また日本以外で「LINK」を決済手段として提供するのは今回が初めてとなるようだ。
なおNFTを「LINK」で購入したユーザーへの特典として、ユーザーに多様な特典を提供する会員制プログラム「DOSI Citizen(ドシ・シチズン)」のメンバーシップポイント「DON」を他の決済手段利用時よりも30%アップでプレゼントする企画が用意されているとのことだ。
ちなみにLINEが提供するウォレットの「DOSI Wallet」および「LINE BITMAX Wallet」は、LINE独自のプライベートブロックチェーン「LINE Blockchain」が基盤になっている。昨年12月に「LINE Blockchain」はオープンネットワーク(パブリックチェーン)化に向けて、メインネット「Finschia(フィンシア)」をローンチしている。
現在のメインネットである「Daphne(ダフネ)」を「Finschia」と統合し、LINEブロックチェーンを基盤としたブロックチェーンサービスのメインネットを統一する予定とのことで、その統合は2023年Q2(4-6月)中を予定しているとのことだ。
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参考:LINE