コインチェックがFLRを19日付与へ
国内暗号資産(仮想通貨)取引所コインチェック(Coincheck)が、暗号資産「フレア(FLR)」を1月19日に付与予定であることを13日発表した。
「FLR」はフレアネットワークス(Flare Networks)のネイティブトークンで、今月11日に初回トークン配布イベント(エアドロップ)が完了している。コインチェックは受領した全「FLR」をコールドウォレットで管理しているとのこと。
「FLR」付与対象となるユーザーは、同取引所の「リップル(XRP)」保有者で、付与の条件として「スナップショット(2020年12月12日9:00)時点においてコインチェックでXRPを保有していること」、「FLR付与時点でコインチェックの口座を通常利用できること」が挙げられている。
なお今回の「FLR」付与数は、フレアネットワークスのトークン配布ルールに従って「XRP」保有数量の15%になるとのこと。
残りの85%については、1月14日に行われる予定のフレアネットワークスのガバナンス投票によって「デリゲーション報酬としてネットワーク参加者に配布される」か、「スナップショット時点の付与対象者に追加付与されるか」が決定されるという。
また対象者への付与相当数のうち5%分が、「FLR」付与にかかるサービス提供費用の一部として差し引かれるとのことだ。
フレアネットワークスとは
フレアネットワークスはリップル(XRP)、ライトコイン(LTC)、ステラ(XLM)などを対象としてスマートコントラクトの実装を目指すプロジェクトだ。「FLR」はフレアネットワークス上の取引手数料の支払い、ステーキング、エコシステムの方針を決定するためのガバナンス投票に利用される。
フレアネットワークスは2020年8月、「FLR」をXRPと同量発行してXRP保有者に1:1の割合でエアドロップ(付与)することを発表していた。それにあたり2020年12月12日グリニッジ標準時00:00(日本時間午前9時)時点におけるXRP保有量に対するスナップショット(権利確定日)に基づいて段階的に付与するとしていた。
このトークン付与(エアドロップ)について、当時FLRの上場承認がされていなかった国内各取引所はフレアネットワークスと協議を行っていた。
その協議の結果「FLR」付与に関しての合意条件として、「2023年6月12日までに日本暗号資産取引業協会(JVCEA)と金融庁(FSA)に上場承認された場合、当該の国内事業者はFLRトークンを請求しリップル(XRP)保持者(当該各取引所のXRP保有の付与対象ユーザー)に分配する」ということになっていた。
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参考:コインチェック
デザイン:一本寿和
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