ツイッターが暗号資産などの価格チャート表示機能を追加
ツイッター(Twitter)が、ツイッター上での暗号資産(仮想通貨)の価格やチャートの表示機能を追加したことを12月22日発表した。
この機能は、検索窓へ「$bitcoin」や「$ethereum」のようにドルマークの後に暗号資産の銘柄名を入力し、検索することで利用可能となる。なお入力は、BTCやETHといったティッカーにも対応している。さらにツイートする本文内の該当の言葉に$を付けると、ハッシュタグのようにクリッカブルになり、検索と同様の価格やチャートの表記されたページが表示される。
執筆時点(2022年12月23日13:00)でこの機能に対応している暗号資産は、「ビットコイン(BTC)」と「イーサリアム(ETH)」だ。なおツイッターの発表によると、今後さらに使い勝手を向上させ、対応する暗号資産の銘柄を増やしていく予定だとしている。
また同機能は暗号資産以外に、主要株式や上場投資信託(ETF)にも対応している。
その他の追加機能として、来年1月上旬提供予定の「トレーディングビュー(TradingView)」があるようだ。同機能はチャートをタップすることでインタラクティブな表示が見られる機能とのことで、米トレーディングビュー社(TradingView Inc.)により提供されることが発表されている。
なおツイッターの公式ツイートに掲載されている画像では、米投資アプリ「ロビンフッド(Robinhood)」へのリンクが確認できるが、提携などの発表はなされていない。
ツイッターは10月27日、ユーザーがツイートを通じて直接NFTを売買・表示できる機能「NFT Tweet Tiles」を発表している。 なおツイッター社はこの機能リリースにあたり、NFT企業の「マジックエデン(Magic Eden)」、「ラリブル(Rarible)」、「ダッパーラボ(Dapper Labs)」、「ジャンプトレード(Jump.trade)」の計4社と提携していた。
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参考:Twitter
デザイン:一本寿和
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