ソラナ上のDEX「Raydium」、ハッキングの詳細と補償案を発表

ソラナ上のDEXで5.7億円のハッキング

ソラナ(solana)上のDEX(分散型取引所)レイディウム(Raydium)が、同取引所で発生したハッキングについての詳細と被害者への補償案を12月21日に発表した。

レイディウムによると、同取引所においてハッキングが発生したのは12月16日で、被害額は合計440万ドル(約5.7億円)に上るとのこと。ブロックチェーンセキュリティ企業サーティック(CertiK)によると、盗まれた資産はSOL、ZBC、USDC、USDTなどとなっており、ハッカーはこれらの資産をETHに変換し、さらにトルネードキャッシュに送付したと見られている。

なおハッキングの方法については、レイディウムにおける手数料徴収のためのアルゴリズムが悪用され、流動性プールから直接資金が盗まれたとのことだ。

またレイディウムの開発チームは、被害を受けた流動性プロバイダーに向けた補償計画を提示した。その内容はレイディウムのネイティブトークンであるRAYを被害者に割り当てるというものだ。なおこの補償に使用されるRAYは、すでに開発チームに対して割り当てられている分のRAYになるという。

レイディウム開発チームはこの提案について3日間の議論期間を設け、その後コミュニティ投票を実施するとのことだ。

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参考:Raydium
デザイン:一本寿和
images:iStocks/M-A-U

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この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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