クラーケングローバルにEuler Finance(EUL)とWrapped Axelar(WAXL)上場へ

クラーケングローバルにEULとWAXL上場へ

米サンフランシスコ拠点の大手暗号資産(仮想通貨)取引所クラーケン(Kraken)が、ユーラーファイナンス:Euler Finance(EUL)とラップドアクセラー:Wrapped Axelar(WAXL)の取り扱い予定を12月13日に発表した。

EULおよびWAXLの取引は、15日14:30(UTC:世界協定時)より開始される予定とのこと。クラーケン(販売所)およびクラーケンプロ(取引所)でサポートされる。

また取引ペアについてはUSDおよびEURに対応しており、入金は既に開始されている。

なお日本については、取扱い対象外となる。

ユーラーファイナンス(EUL)とは

EULは、任意のトークンでロングまたはショートポジションが持てるDeFi(分散型金融)プロトコル「ユーラーファイナンス(Euler Finance)」のガバナンストークンだ。同プロトコルでは、利回りを得るためにトークンの貸し出しや借り入れができる。

EULは現在、クーコイン(Kucoin)やフォビグローバル(Huobi Global)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他、分散型取引所(DEX)のユニスワップV3(Uniswap V3)など多くの取引所で取り扱われている。

なお現在のEULの時価総額は約60億円となっている(12/14コインマーケットキャップ調べ)。

ラップドアクセラー(WAXL)とは

WAXLは、コスモスSDK(CosmosSDK)開発のクロスチェーン・コミュニケーションに特化したブロックチェーン「アクセラ―(Axelar)」のネイティブトークンである「AXL」をイーサリアム上で扱えるようにERC-20規格で構築したもの。

WAXLは現在、コインベース(Coinbase)やバイナンスUS(Binance US)、フォビグローバル(Huobi Global)、ゲートアイオー(Gato.io)、エムイーエックスシー(MEXC)などの暗号資産取引所の他、分散型取引所(DEX)であるユニスワップV3(UniswapV3)、オズモシス(Osmosis)などでも取り扱われている。

なお現在のWAXLの時価総額は約53億円となっている(12/14コインマーケットキャップ調べ)。

関連ニュース

米クラーケン、市場低迷で1100人を一時解雇

米クラーケンが米外国資産管理局と和解、対イラン制裁違反について

クラーケンのNFTマーケットプレイス「Kraken NFT」、βテスト版公開

クラーケンCEOジェシー・パウエル氏が辞任、会長職に

バイナンスが日本参入、国内取引所SEBC全株式取得、元クラーケンジャパン千野氏が代表取締役に

参考:クラーケン
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Ninja-Studio

この記事の著者・インタビューイ

大津賀新也

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者 ブロックチェーンに興味を持ったことから、業界未経験ながらも全くの異業種から幻冬舎へ2019年より転職。あたらしい経済編集部では記事執筆の他、音声収録・写真撮影も担当。

合わせて読みたい記事

【11/1話題】イミュータブルがSECからウェルズ通知、アルゼンチンLABITCONFがサトシの正体明かすと告知など(音声ニュース)

イミュータブルが米SECからウェルズ通知受ける、「IMX」証券性の疑いか、アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知、フランクリン・テンプルトン、「オンチェーン米国政府マネーファンド」をイーサL2「Base」に展開、Crypto[.]comがSEC登録ブローカーディーラー買収、米国ユーザーに株式取引機会提供へ、セキュリタイズ、トークン化資産の管理機能統合の「Securitize Fund Services」立ち上げ、米マイクロストラテジー、「21/21プラン」で420億ドル調達を計画、ビットコイン購入資金で、BIS、中国主導の「中銀デジタル通貨」プロジェクトから離脱、Sui対応の携帯型ゲーム機「SuiPlay0X1」、格闘ゲーム『サムライスピリッツR』リリースへ、ヴィタリック、イーサリアム最後のチェックポイント「ザ・スプラージ」解説、バイナンス共同創業者、「Web3が身近な社会実現目指す」と語る。伝統的金融や規制当局と協力の姿勢も=BBW

広告

アルゼンチンのカンファレンス「LABITCONF」、サトシ・ナカモトが正体明かすと告知(有識者コメントあり)

アルゼンチンで11月1日から開催されるビットコイン(Bitcoin)のカンファレンス「LABITCONF(Latin American Bitcoin & Blockchain Conference)」にて、ビットコインの考案者であるサトシ・ナカモトが自身の正体を明らかにすると、同カンファレンスの公式Xよりプレスリリースが出された