DMMがブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」来夏リリース、Oasysで独自L2構築

DMMがOasysで来夏「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」

DMM.com(DMM)が、オアシス(Oasys)上でブロックチェーンゲーム「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」を2023年夏にリリース予定であることを12月14日にオアシスが発表した。DMMはオアシス上で独自のLayer2ブロックチェーン(Verse)を構築し、その第一弾として本作をリリースする。

DMMは今年7月にweb3事業への参入を発表し、「独自トークンを軸としたトークン経済圏の構築」を目指し、この経済圏で「GamiFiとGamiFiプラットフォームの開発/運営」、「各種NFTおよびX2Eプロジェクト」、「Web3の起業家/コミュニティ/クリエイターとの共創プロジェクト」を展開する方針を示していた。

そしてその事業の第1弾として「CryptoSpells(クリプトスペルズ)」や「NFTWars」の開発を手掛けるCryptoGamesとの協業のもと、ブロックチェーンゲームの開発を開始していた。なおDMMは今年7月にオアシスへ投資も行なっている。

「かんぱに☆ガールズ」は、DMM GAMESで、累計250万人がプレイしたブラウザゲーム。主人公は異世界転生した「剣と魔法の世界」で傭兵会社の社長となって、冒険するファンタジーRPGだ。なおブラウザ版の「かんぱに☆ガールズ」は2021年7月12日にサービスを終了していた。今回このゲームがブロックチェーン版として再始動することになる。

ブロックチェーンゲーム版の「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」は、プレイヤー自身で創出した価値を、他のプレイヤーと交換・売買・譲渡しながら、誰にも負けない最強パーティーを作り上げ、シーズン毎(2か月に1回開催予定)に行われる世界大会で、No.1の傭兵会社を目指す戦略的セミオートバトルRPGになる予定だという。

またブロックチェーンゲーム版は、旧かんぱに☆ガールズのプレイヤーも楽しめるように従来のゲーム性の大きな変更はなく、「戦略性・プレイヤー間のコミュニケーション」を加えたものになるとのこと。ブラウザ版のプロデューサーの梨木氏は発表にて、「ファンのみなさまの中には、新開発体制での制作に懸念を抱いている方もいらっしゃるかと思いますが、ご安心ください。旧作の世界観を踏襲しつつ、今まで体験したことがない要素をプラスした、新体験のブラウザゲームが来年プレイできます」とコメントしている。また言語は日本語だけでなく英語にも対応するとのことだ。

ブロックチェーンゲーム版「かんぱに☆ガールズ RE:BLOOM」のプロデューサー三原氏は「この度、新たなゲームスタイル(ブロックチェーンゲーム)として、かんぱに☆ガールズを再始動いたします。タイトルの『RE:BLOOM』には、ファンのみなさまにもう一度かんぱにを楽しんでいただきたい。そして、これから新たにはじめていただけるプレイヤーのみなさまに、かんぱにの魅力をお届けしたいという気持ちを込めて名付けました。

旧作かんぱに☆ガールズのプロデューサー梨木より魂を受け継ぎ、旧作の世界観を尊重・大切にしながら、ブロックチェーンゲーム(Game-Fi)という新たな要素を+αした、新体験のブラウザゲームをお届けできるように現在誠意開発中です。プレイヤーのみなさまの応援一つ一つが、開発チーム一同の励みになります。ぜひご期待ください」とリリースでコメントしている。

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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