INXのデジタル資産プラットフォーム、アバランチ(AVAX)と機能統合へ

INX、アバランチと機能統合へ

 INX Digital Company(INX)が運営するデジタル証券と暗号資産(仮想通貨)の両方を取り扱うプラットフォーム「INX.One」が、アバランチ(AVAX)ブロックチェーンと機能統合する方針を12月7日に発表した。

この機能統合は今四半期中に完了する予定とのこと。統合すれば、現実世界の資産をアバランチのブロックチェーン上で取引できるようになるという。

アバラボ(Ava Labs)の機関投資家向けビジネス開発ディレクターであるモーガン・クルーペツキー(Morgan Krupetsky)氏は「INX.Oneとアバランチが近日中に機能統合するのは、世界のあらゆる資産をデジタル化するというAva Labsのミッションがまた一歩前進したことを示しています。トークン化プラットフォームは、発行体の資金調達の可能性をさらに広げ、投資家の投資機会や流動性へのアクセスを広げることになるでしょう」と伝えている。

INXの創設者兼CEOであるシャイ・ダティカ(Shy Datika)氏は「INXがグローバルな発行体と投資家コミュニティを拡大し続ける中で、複数のクラス最高のブロックチェーンへのアクセスを拡大することは不可欠です。アバランチは主要なブロックチェーンプロバイダーの中で優れた位置にあり、INX.Oneプラットフォームを使用するデジタル証券発行者の多様なラインアップにさらに大きな選択肢を提供することができます」とリリースでコメントしている。

またアリババクラウド(Alibaba Cloud)が、パブリックブロックチェーンのアバランチ(Avalanche / AVAX)の技術インフラやバリデーターをサポートしていく方針を12月2日発表している。

そして昨年9月にINXはGMOトラストと提携し、ステーブルコイン「GYEN」と「ZUSD」上場させている。

参考:INX
images :iStocks/LumerB
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。