暗号資産と法定通貨の決済インフラXanPool、約57億円調達

XanPool、約57億円調達

暗号資産(仮想通貨)および法定通貨の決済インフラを提供するシャンプール(XanPool)が4100万ドル(約57億円)を調達したことを11月25日に発表した。英国のターゲットグローバル(Target Global)を中心とする投資家から資金調達を行ったとのこと。

なお調達した資金は、ヨーロッパ、中東、北アフリカ、ラテンアメリカでのサービス拡大のために活用していく方針とのことだ。

シャンプールは2019年に設立された企業。リリースによれば、アジアにおけるクロスボーダー商取引のブームの中で、パンデミックの間に急成長した企業だという。これまでビザ(Visa)やマスターカード(Mastercard)などの金融仲介業者に頼って国際決済を処理していたマーチャント(売り手)が、シャンプールのプラットフォームに乗り換えているとのことで、現在、200万人以上のユーザーを抱えているという。

ちなみに日本のゲーム企業gumiのgumi Cryptos Capital匿名組合(gCC1号ファンド)は、シャンプールに投資し、ポートフォリオの1つとなっている。

シャンプールの創業者でCEOのジェフリー・リュー(Jeffery Liu)氏は「インフレや金利上昇など、世界のマクロ経済環境はますます厳しくなっていますが、同社の収益は今年3倍の6,580万ドルに達し、今後も成長を続け、2023年には1億6,300万ドルに達するだろうと予測しています。私たちは責任を持って規模を拡大し、持続的に成長していきます」と伝えている。

参考:XanPool
images:iStocks/ChrisGorgio
デザイン:一本寿和

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この記事の著者・インタビューイ

竹田匡宏

兵庫県西宮市出身、早稲田大学人間科学部卒業。 「あたらしい経済」の編集者・記者。

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