アンストッパブルドメインズ、ポリゴン(MATIC)チェーンに正式導入

アンストッパブルドメインがポリゴンに正式導入

ブロックチェーンドメインサービスを提供するアンストッパブル・ドメインズ(Unstoppable Domains)が、同社のドメインサービスをポリゴン(Polygon/MATIC)上に正式に導入したことを11月15日に発表した。

またそれに伴いアンストッパブル社はポリゴンとともに、ポリゴン上のプロジェクトを対象にしログイン機能導入キャンペーンを17日に発表した。

アンストッパブル社は複雑なブロックチェーンアドレスを可読性の高いドメイン「アンストッパブル・ドメイン」に紐づけるサービスを提供している。「アンストッパブル・ドメイン」を取得することにより、送金時のアドレスの打ち間違いを防ぐことができる他、アンストッパブル社の公式サイト上で「アンストッパブル・ドメインに紐づけられた個人ウェブサイト」を作成することができる。

今回「アンストッパブル・ドメイン」がポリゴンに導入されたことにより、ユーザーはポリゴンブロックチェーンにて無料でドメインを作成できるようになった。なおドメイン作成や利用にかかるガス代はアンストッパブル社が負担していくようだ。

アンストッパブル社によると、ポリゴン上ではすでに39万人によって、138万の「アンストッパブル・ドメイン」が取得されているとのこと。特に人気の高いドメインは「.nft」「.crypto」「.wallet」とのことだ。

今後アンストッパブル社は、イーサリアム上で作成したドメインをポリゴン上に移行する機能の実装などを予定しているとのことだ。

ポリゴン上でログイン機能導入キャンペーン

またポリゴンとアンストッパブル社は「アンストッパブル・ドメイン」を利用したログイン機能を普及させるべく、ポリゴン上のプロジェクトを対象としたログイン機能導入キャンペーン「ログイン・ウィズ・アンストッパブル(Login with Unstoppable)」を開催するとのことだ。

このキャンペーンでは「ログインデータの最もクリエイティブな活用」や「アプリ内ドメインの最も適切な活用」など5つの部門が設けられており、それぞれの部門で最も優秀だったプロジェクトには1,000ドルから3,000ドルの賞金が与えられるとのことだ。

今年9月、アンストッパブル社は分散型ウェブブラウザであるブレイブ(Brave)への「アンストッパブル・ドメイン」の導入を発表している。また同社は今年11月にテゾス・ドメインズ(Tezos Domains)、ポルカドット・ネームシステム(Polkadot Name System)らとともに、web3環境におけるドメインサービスのユーザーエクスペリエンス向上を目的とする企業連合「Web3ドメインアライアンス(Web3 Domain Alliance)」を設立している。

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参考: Unstoppable①Unstoppable②
デザイン:一本寿和
images:iStocks/denizbayram

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この記事の著者・インタビューイ

小俣淳平

「あたらしい経済」編集部 一橋大学2年生 真面目で温厚な20歳。大学1年生のころにブロックチェーンに出会い、その革新性に衝撃を受け、ブロックチェーン業界に足を踏み入れた。勢いのままに学内で「OneLab」というサークルを立ち上げ、週一で活動している。

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