BAYCのユガラボ、ビープルのNFT企業「WENEW」と「10KTF」を買収

Yuga LABSが「WENEW」と「10KTF」買収

人気NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を運営するユガラボ(Yuga Labs)が、デジタルアーティストのビープル(Beeple)氏が設立したNFT企業「ウィーニュー(WENEW)」と、ウィーニュー運営のNFTプロジェクト「10KTF」を買収したことを11月14日に発表した。

これにより両社は、web3により多くの創造性をもたらす為に共同で事業を取り組んでいくとのこと。ウィーニューのCEOマイケル・フィゲ(Michael Figge)氏がユガラボの最高コンテンツ責任者に就任し、ビープル氏がユガラボのアドバイザーに就任する。またウィーニューの従業員約20人が、ユガ・ラボに異動するとのことだ。

ウィーニューは、音楽やスポーツ、コメディ、歴史などの象徴的な瞬間(モーメント)をブロックチェーン上に集めることを目的としてたNFT事業を展開するビープル氏が昨年6月に立ち上げたスタートアップ企業。

これまでウィーニューは、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、グッチ(Gucci)、プーマ(Puma)、ウィンブルドン(Wimbledon)、タイム(TIME)、ユニバーサル・ミュージック・グループ(Universal Music Group)、ワーナー・ミュージック・グループ(Warner Music Group)、ワッサーマン(Wasserman)、エンデバー(Endeavor)などと提携している。

またウィーニューのNFTプロジェクト「10KTF」は、「BAYC」や「クールキャッツ(Cool Cats)」、「ムーンバード(Moonbirds)」などのブルーチップNFTとコラボし、対象のブルーチップNFTをベースとしたNFTコレクションを販売している。

「10KTF」は、世界的に有名なアクセサリー職人ワグミサン(Wagmi-san)が、「10KTF」という名前のショップをニュー東京にオープンしたというストーリーで構成されており、以前コラボアイテムにグッチのウェアラブルが登場し話題となった。

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参考:プレスリリース
デザイン:一本寿和
images:iStocks/Sharamand

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一本寿和

「あたらしい経済」編集部 記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。 「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。

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