Facebookがブロックチェーン/仮想通貨(暗号資産)の広告ポリシー変更、イーサリアム2.0テストネット公開、BitfinexがIEO計画などのブロックチェーン・仮想通貨ニュース解説

ラジオ「あたらしい経済ニュース」では、ブロックチェーン・仮想通貨・トークンエコノミーについての最新ニュースの解説を編集部メンバーが平日毎日ラジオ音声でお届けします。またニュースの要点をまとめたトピックスも掲載していますので、ぜひとも1日のニュースのチェックにご活用ください(ラジオの再生はページ下部参照)。

Facebookがブロックチェーン・仮想通貨(暗号資産)業界への広告ポリシーを変更したことが明らかに

・5月7日のFacebook社の公式ブログによって、Facebookがブロックチェーン業界に対する広告ポリシーを変更したことが明らかに

・ブロックチェーンや暗号通貨のテクノロジー企業、業界ニュース、教育コンテンツなどを行なっている事業者がFacebook広告を配信する際の事前確認は必要なくなった

・ただし依然として暗号通貨、暗号通貨の交換やソフトウェアやハードウェアのマイニングなどの密接に関連した製品を宣伝したい企業や人は、まだFacebook社からの事前確認をを経る必要がある

・このプロセスでは、政府から認可が降りている証券取引所で取引されているか(または上場会社の子会社であるかに関わらず)取得したライセンス、およびその他のビジネス上の関連する公的背景が考慮される。Facebook社はFacebook上でユーザから誤解を招くような広告を防止することを約束している

イーサリアム2.0へ PoS移行への初期ステージをテストネットで公開

・イーサリアム2.0実装に向けた、PoWからPoS以降への初期ステージをコミュニティ向けにテストネットで公開したことを、イーサリアム2.0シャーディングのクライアント「Prysm」を作成しているPrysmatic LabsのCo-founderのブログで明らかになった

・テストネットは一般公開されており、3.2 ETHをデポジットして参加することでステーキングの体験も可能になっている

アメリカの取引所BitfinexがIEOで10億ドルの資金調達をする計画を発表

・Bitfinexは、IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)で10億ドル(約1110億円)相当を調達する計画を立てていることが8日に発行された同社のホワイトペーパーによって明らかになった

・BitfinexがIEOで発行するトークンはLEO(レオ)。5月11日までには一部の投資家にのみ販売さる。その後、一般投資家が購入できるようになる。LEOはBitfinexでのユーティリティートークンとして利用される予定で、所有者はBitfinexの手数料が低くなる

『進撃の巨人』のデジタルアートにブロックチェーンを使用した所有権を発行

・Anique株式会社がデジタルアートにブロックチェーンを使用した所有権を発行し、売買をするサービス「Anique」を開始。その第一弾として、アニメ『進撃の巨人』の公式アートワーク26点の所有権を8日より抽選販売することを合わせて発表した

・Aniqueの特徴として主に、①アートをサービス内で二次販売をしても歴代オーナーとして名前が記録をされていく。②著作権を保有するクリエイターや製作委員会など、作品の創り手にその支払額の一部が還元される。などがある

・コインデスクジャパンの独占取材によると、所有権はイーサリアムのERC-721をカスタマイズしたNFT(代替不可能なトークン)で管理されるとのことで、権利の保有者は世界で1名のみとなる

・抽選受付については、5月20日(月) 12:00まで、当選者の発表は27日(月)以降順次メールにてお知らせするとのことで、所有権は10,000円(税別)で販売、受取りにはMetaMaskを使用する。なお、当選後のキャンセルは不可となる

NayutaがLightning NetworkソフトウェアのPtarmiganをAzureマーケットプレイスで公開

・株式会社NayutaがNayutaのメンバーが中心になって開発しているLightning NetworkソフトウェアPtarmiganをMicrosoft Azure上で簡単にデプロイできるようにAzureマーケットプレイス上に公開したことを発表

・PtarmiganのReckless versionを公開するにあたり、ユーザーやレビュワー、開発に参加するコントリビュータを募るために、簡易に試すことができる方法としてAzureマーケットプレイス上で公開をしたとのこと

・(Reckless versionとはソフトウェアにバグが残っていることが予想されるため、失っても良い金額でソフトウェアを利用するユーザーを募るバージョン)

 

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(images:iStock /artsstock,RaStudio)

この記事の著者・インタビューイ

あたらしい経済 編集部

「あたらしい経済」 はブロックチェーン、暗号通貨などweb3特化した、幻冬舎が運営する2018年創刊のメディアです。出版社だからこその取材力と編集クオリティで、ニュースやインタビュー・コラムなどのテキスト記事に加え、ポッドキャストやYouTube、イベント、書籍出版など様々な情報発信をしています。また企業向けにWeb3に関するコンサルティングや、社内研修、コンテンツ制作サポートなども提供。さらに企業向けコミュニティ「Web3 Business Hub」の運営(Kudasaiと共同運営)しています。 これから「あたらしい経済」時代を迎える すべての個人 に、新時代をサバイバルするための武器を提供する、全くあたらしいWEBメディア・プロジェクトです。