米ジェミナイ、ヨーロッパ6カ国で暗号資産ライセンス取得しサービス開始

ジェミナイがヨーロッパ6カ国でサービス開始

米暗号資産(仮想通貨)取引所ジェミナイ(Gemini)が、デンマーク、スウェーデン、ポルトガル、チェコ、ラトビア、リヒテンシュタインで、暗号資産サービスの提供を開始したと10月31日発表した。

これにより各国の個人および機関がジェミナイの口座開設が可能となり、ユーザーはジェミナイのサイトおよびアプリから、デビットカード、銀行送金、Apple PayやGoogle Payを使用して、ユーロ(EUR)やポンド(GBP)で暗号資産を購入できるようになる。

また各国の金融機関、フィンテック、その他の企業も、ジェミナイの暗号資産プラットフォームにアクセスできるようになり、カストディ(保管)・清算・取引執行・価格発見・ポートフォリオ管理サービスが利用できるようになった。また同取引所の取引プラットフォームである「アクティブトレーダー(ActiveTrader)」も利用可能になったとのことだ。

ジェミナイによるとこれらの6カ国での稼働は、関連する認可および登録を取得するための規制当局および政策立案者との積極的な関与の基盤の上に築かれており、ヨーロッパ全域での継続的展開のさらなる進展を意味するとしている。

ジェミナイは昨今、積極的なヨーロッパ市場進出を行っている。今年7月にはアイルランド中央銀行から暗号資産サービスプロバイダー(VASP)の認可を受けていた。なおアイルランドでVASPとして登録を受けた暗号資産取引所は、ジェミナイが初の事例。今年10月には同国でのサービスを開始していた。

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参考:ジェミナイ
images:iStocks/NicoElNino

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この記事の著者・インタビューイ

髙橋知里

「あたらしい経済」編集部 記者・編集者

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